【MLB】アスレチックス1-4エンゼルス(5月15日・日本時間16日/オークランド)
前日5月14日(日本時間15日)に日本人選手として3人目となるメジャー通算100号を放ったエンゼルスの大谷翔平投手。15日(同16日)にも「3番・DH」でスタメン出場すると、いきなり第1打席に飛距離約130メートルの特大8号2ランを放った。メジャー通算101号は、日本での48本と合わせて、キャリア149本目。明日16日(同17日)の試合で、日米通算150号を達成しそうな勢いだ。大谷といえば、打った瞬間にホームランとわかる会心の当たりの時に、一塁に向かってゆっくり歩く「確信歩き」が有名だが、それと同じようなシーンとしてよく見られるのが「ちょい跳ね」だ。
アスレチックスのエース・モンタスから放った8号2ランを見ると、真ん中高めに入ってきた95.9マイル(約154.3キロ)を強振、打球速度が108.3マイル(174.3キロ)に達したことからもわかるように、本人は打球を少し見たところでホームランと確信している。俊足選手でもあり、外野の間を抜けると思えば一塁に向かって全力疾走するところだが、何かリズムを取るように打席をちょっと出たところで“ぴょこん”と跳ねている。ダッシュをするためではなく、ダイヤモンドをゆっくりと1周する前にサイドステップして勢いをつけるようにも見えるほどだ。
ホームランアクションは確信歩き、ちょい跳ね以外にも、持っていたバットをポーンと投げるバットフリップなどがある。いつ飛び出すかわからない大谷のビッグアーチだが、中継カメラがフェンスオーバーを確認するより早く、本人の仕草で確信するというのも、また違った楽しみ方だ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)