渡辺明名人が3連覇に王手 終盤の猛攻で斎藤慎太郎八段を破る/将棋・名人戦七番勝負第4局
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 将棋の名人戦七番勝負第4日は5月20日、山口県山口市の「山水園」で2日目の対局が行われ、渡辺明名人(棋王、38)が斎藤慎太郎八段(29)に100手で勝利した。これで渡辺名人はシリーズ成績を3勝1敗とし、3連覇に王手をかけた。第5局は5月28、29日の両日に岡山県倉敷市の「倉敷市芸文館」で指される。

【動画】名人戦七番勝負第4局 封じ手開封、対局再開の様子

 渡辺名人が3連覇に大きく近づいた。第3局では最終盤の逆転負けと悔しい1敗。しかし、棋界トップに君臨する百戦錬磨の渡辺名人がそれを引きずることはなく、“西の京”山口へ臨んだ。鳥のさえずりが響く大庭園を眺望する対局場で、先手番の斎藤八段は今シリーズ初の「相掛かり」を志向。挑戦者の積極的な指し手に受けて立った。

 斎藤八段は1日目から考慮時間をたっぷり使うスタンスを崩すことなく、終盤の入り口に差し掛かったところで持ち時間は2時間を切る展開に。斎藤八段が渡辺に飛車を打ち込んだところで、名人が攻守交代とばかりに金打ちの重量級の一手で挑戦者を突き放しにかかった。斎藤八段は何とか食らいつく手を探したが、夕食休憩前に持ち時間は47分に。渡辺名人の重厚な指し回しを前に、斎藤八段は攻めをしのぐことはできなかった。シリーズは名人が3勝、挑戦者が1勝と差が開いた。

 終局後、渡辺名人は「(中段玉の)あまりない形なので安全度がよくわからず、形勢判断が難しかった将棋だった。(第5局は)来週続けてあるので、次もまた考えて臨みたい」と話した。一方、後がなくなった斎藤八段は「次もすぐに来るので、気持ちを切り替えてやっていきたい」と次戦を見据えた。

 第5局は5月28、29日の両日、岡山県倉敷市の「倉敷市芸文館」で行われる。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【動画】名人戦七番勝負第4局 封じ手開封、対局再開の様子
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【動画】名人戦七番勝負第4局 立会人に封じ手を託す斎藤慎太郎八段
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