渡辺明名人が3連覇に王手 終盤の猛攻で斎藤慎太郎八段を破る/将棋・名人戦七番勝負第4局 将棋渡辺明,斎藤慎太郎 2022/05/20 21:29 拡大する 将棋の名人戦七番勝負第4日は5月20日、山口県山口市の「山水園」で2日目の対局が行われ、渡辺明名人(棋王、38)が斎藤慎太郎八段(29)に100手で勝利した。これで渡辺名人はシリーズ成績を3勝1敗とし、3連覇に王手をかけた。第5局は5月28、29日の両日に岡山県倉敷市の「倉敷市芸文館」で指される。【動画】名人戦七番勝負第4局 封じ手開封、対局再開の様子 渡辺名人が3連覇に大きく近づいた。第3局では最終盤の逆転負けと悔しい1敗。しかし、棋界トップに君臨する百戦錬磨の渡辺名人がそれを引きずることはなく、“西の京”山口へ臨んだ。鳥のさえずりが響く大庭園を眺望する対局場で、先手番の斎藤八段は今シリーズ初の「相掛かり」を志向。挑戦者の積極的な指し手に受けて立った。 続きを読む 関連記事