投降兵の相談窓口に“脅迫電話”も…紛争地ソマリアの現状と課題
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 昨今の国際情勢といえばウクライナの問題に目が行きがちだが、世界には紛争地域が数多く存在する。アフリカ東部にあるソマリア国内では、イスラム過激組織「アル・シャバーブ」によるテロが繰り返されている。10カ月で1000件以上の攻撃があり、首都モガディシュでは270件の攻撃があったという。

【映像】現地の様子

 ニュース番組『ABEMAヒルズ』は、テロ・紛争の解決に詳しい永井陽右氏に現地の様子や大統領の人物像を聞いた。

投降兵の相談窓口に“脅迫電話”も…紛争地ソマリアの現状と課題

――永井さんはソマリアで活動されていますが、現地に住む人々の暮らしについて教えてください。

「『アル・シャバーブ』との紛争は、ここ数年で悪化している。“アフリカの角”(東部の尖っているエリア)では、定期的に干ばつが起きていて、飢餓や避難民も問題になっている。一方で、ソマリア全体としては人口が増えている。首都を中心に発展しているが、紛争の問題はまだまだ解決していない」


――永井さんは、どのような活動をしているのですか?

「主な仕事は、テロ組織『アル・シャバーブ』から自発的に降参した人たち(投降兵)や捕まってしまった人の更生を支援すること。刑務所や投降兵のキャンプなどで行っている」


――現地で活動をしていて、「アル・シャバーブ」から命を狙われることはありますか?

「さまざまなリスクはある。投降したい人の相談窓口として軍と連携した電話番号をもっているが、『投降したい』という電話とともに脅迫のような内容も来ている。リスクコントロールをしながらオペレーションしている」


――再び新大統領に就任したことでも注目を集めているモハムッド大統領とは、どのような人物ですか?

「ソマリアの政治家の中ではソフトなアプローチを多用する方で、簡単に言えば朗らかで優しい。ソマリア国内でもそういった評価がされている。国際社会や海外機関との関係も良い。前任のファルマージョ大統領が少しハード(強行的)だったので、そこが新大統領に代わり、これからどうなっていくかというところ。国際社会からもかなり期待されている」

(『ABEMAヒルズ』より)

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