【MLB】エンゼルス-ブルージェイズ(5月29日・日本時間30日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場し、1回の第1打席で先制の10号ソロを右中間スタンドに叩き込んだ。また3回の第2打席でも2打席連続となる11号2ランをセンター越えに放り込んだ。ブルージェイズ先発のベリオスは大谷に打たれた瞬間、唖然とした表情で打球方向を見つめるしかなかった。
完全復活と言っていいだろう。5試合17打席ノーヒット、本塁打も5試合出ていなかった大谷だが、この試合の第1打席でベリオスに対すると、カウント2-2からファールで粘ったあとの7球目のカーブを捉える。うまくすくい上げた打球はそのままスタンドに飛び込む飛距離約126メートルのホームランとなった。ベリオスは投げ終わった姿勢のまま、「えっ!?」といった表情で打球の行方を追っていた。うまくタイミングを外したと思った投球を完璧に打ち返され、大谷がダイヤモンドを1周する間も「信じられない」といった感じで着弾した方向を見つめていた。
大谷は3回の第2打席でもベリオスから、今度は高めのストレートを完璧に捉え、センターへの約130メートル弾を放った。ベリオスはこの時も、打たれた瞬間「またやられた!」と真後ろを振り返ると、上空の打球の行方を追っていた。これで大谷はベリオスに対し通算で14打数6安打。しかも、6安打すべてが長打でうち3本がホームランとなっており、ベリオスにとってはまさに天敵としかいいようがない相手となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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