勝負師にとって最も「痛い」瞬間といえば逆転された時だろう。しかし、それを超える刺激的な体験したのが山崎隆之八段(41)、松尾歩八段(42)、阿久津主税八段(39)だ。4月16日から本大会の模様が放送されている将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」でチームを結成した3人が予選対局を前に集結。それぞれが厄年を迎えているとあり、厄除け参拝と足つぼマッサージで心身ともにリフレッシュ。予選対局の激戦に備えた。しかし、想像を超える足つぼマッサージの刺激に3人は大悶絶。ファンからは「リアクション最高」「いやー笑った」と大爆笑の反応が上がっていた。
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ミドル世代といえば心身ともに疲れが見えてくるお年頃。それぞれが厄年にかかる3人で結成したチームとあり、まずは厄除け参拝へ向かった。3人並んで護摩祈祷を受け、心身の健康とチームの活躍を祈願した。
次なる目的地は足つぼマッサージ。リーダーの山崎八段曰く「体のメンテナンスも行って予選の対局に備えよう」という意図があったようだ。1番手は松尾八段。涼やかな目元とウェーブがかった長髪、首元のボタンは2つ外しのワイルドな風貌でファンの間からは常々「セクシー」の声が上がっており、ツボを刺激されて悶絶する姿に視聴者は大興奮していた。ジャケットを脱いで袖をまくり、顔を紅潮させて「あぁぁ…しゃべる余裕がなくなってきた…」と弱々しくを漏らすとファンのボルテージは急上昇。「これはR指定では…」「真昼間に見ていい映像じゃなかったww」「まっちゃん先生の吐息やばい」とコメントが殺到していた。
2番手の阿久津八段にとっては、涙と絶叫の試練となった。対局中は正座での前傾姿勢で盤をのぞきこんでいるとあり、棋士にとって腰痛は職業病ともいえる。ウィークポイントの反射区を刺激されると「あああああ!!痛い痛い痛い痛い!!」と大絶叫。“東の王子”と呼ばれた端正な顔をしかめて「変な声が出ちゃう」と痛みに耐えていた。さらにマッサージは続き、「逆転負けするときも冷や汗出るけど、それより出る!」と涙目で訴えた。
最後はリーダー・山崎八段の番。序盤は涼しい表情を見せていたが、首、胃腸、腰の反射区を刺激されると、どんどん表情は曇っていく。「こ、ここは…!!」とこの日一番の苦悶の顔を浮かべたポイントはなんと「膀胱」。「なんとも言えないところですね…」と顔を赤らめる場面もあった。盲点を突かれた山崎八段は「自分の知らない弱点が知れました。今日から健康に気を付けていきたいと思います」と大きくうなずいていた。
痛みを分かち合うという奇妙な体験を共有した3人の顔は何とも晴れやか。最後には「優勝するぞ!」とガッツポーズで気合を込めた。トップ棋士たちの悶絶&悲鳴という普段見ることのできない表情に、ファンからは「一番笑った」「リアクション最高」「なんとも言えない男の色気が漂ってますね」と様々な反応が寄せられていた。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)







