6月11日に最新作の映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が公開となる『ドラゴンボール』シリーズ。テレビアニメから今年で36年を数えている。その間、主人公である孫悟空だけでなく、息子であり映画最新作ではスポットライトが当たる長男・孫悟飯、さらには次男の孫悟天と、長年に渡り1人3役をこなしているのが声優・野沢雅子だ。これまでもインタビュー、バラエティー番組の出演時などに、数々の逸話を披露してきたが、その度にファンを驚かせるのが、その超サイヤ人並みとも言われる喉の強さだ。「声が出ないことはないです。風邪でも声は出ますから」。ピッコロ役で共演する古川登志夫も「超人と言うしかない」と舌を巻くほど、同業者としてもその強さはまさに超(スーパー)だ。
映画公開前のインタビューで、野沢が1人3役をこなし、しかも掛け合いまでできることに古川が驚いているという話になった際、ふと話題が喉の強さに及んだ。
古川登志夫 マコさん、夜中の2時に起きても、かめはめ波が撃てるそうです(笑)。
野沢雅子 そうなんです。起きたてで撃てるって言ったら、みんなに笑われました(笑)。
この「寝起きにかめはめ波」のエピソードは、過去のインタビューでも明かしており、同時に喉のケアについても、基本的には何もせず、寝る前に風呂のシャワーで喉のほこりを取る程度というから驚きだ。
古川登志夫 プロ中のプロですよね。
野沢雅子 声が出ないっていうのは、ないと思う…(小声)。ゼロですね…。声で悩んだことはないです。風邪を引いても、声が出なくなることはないし。
古川登志夫 ないんだよ、これが。そんなこと断言できる人、いませんよ(笑)。超人と言うしかないですかね。
映画最新作では、孫悟飯が師匠ピッコロと共闘、今回は学者を目指す優等生ではなく、久々に戦士として全力で戦うという。孫悟空ではなく、孫悟飯として思いっきりかめはめ波をぶっ放すことがあれば、野沢の強靭な喉もここぞとばかりに「気」を最大限に放出する。
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