アニメ「ドラゴンボール」の新シリーズ「ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)」の制作が、2023年10月13日(現地時間12日)に世界最大級のポップカルチャーの祭典「ニューヨーク・コミコン」にて発表されました。
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「ドラゴンボール」は1986年にアニメ放送が開始し、世界的に長く愛されている作品です。原作は鳥山明氏により「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載されていた同名漫画で、コミックスの累計発行部数は2億6000万部を突破しています。
大人気作品の新シリーズとあって「ドラゴンボールDAIMA」には大きな注目が集まっています。この記事では「ドラゴンボールDAIMA」がいつから放送されているのか、その内容やスタッフ・キャスト情報、これまでのTVアニメシリーズの内容や時系列などを紹介します。
目次
- アニメ「ドラゴンボールDAIMA」とは
- アニメ「ドラゴンボールDAIMA」はいつから?放送局は?
- ネット配信はある?
- アニメ「ドラゴンボールDAIMA」の内容は?ベジータやビルスは出てくる?
- スタッフ・声優・主題歌は?
- アニメ「ドラゴンボール」のテレビシリーズ一覧!内容や時系列を解説
- まとめ
アニメ「ドラゴンボールDAIMA」とは
アニメ「ドラゴンボールDAIMA」は、「ドラゴンボール」の新シリーズで、1984年より連載が始まった原作漫画の40周年を記念して制作される作品です。2024年3月に亡くなった原作者の鳥山明(とりやま あきら)氏が、原作・ストーリー・キャラクターデザインを務めた完全新作であり、鳥山氏による最後の「ドラゴンボール」作品となっています。
「ドラゴンボール」公式サイトには、作品タイトルロゴ、鳥山氏のコメントなどが掲載。YouTubeにて、予告映像や主人公・孫悟空(そん ごくう)のキャラクターPVも公開されています。
「ドラゴンボールDAIMA」本予告映像
アニメ「ドラゴンボールDAIMA」はいつから?放送局は?
アニメ「ドラゴンボールDAIMA」は、2024年10月11日より毎週金曜23:40〜にて放送中です。なお初回は10分拡大で放送されました。
放送局はフジテレビ系全国ネットです。なお2024年10月31日からアニマックスでも放送が開始します。
ネット配信はある?
「ドラゴンボールDAIMA」はネット配信も実施されます。最速となるのはPrime Video(アマプラ)・FODで、毎週土曜0:30~配信です。その他の配信サービスや配信日時は下記をご確認ください。
10月12日より毎週土曜0:30~配信
Prime Video、FOD
10月15日より毎週火曜0:30~配信
見放題配信:アニメ放題、ABEMA(アベマ)、バンダイチャンネル、dアニメストア、Disney+、DMMTV、hulu、J:COM STREAM、Lemino、milplus、NETFLIX、TELASA、Tver、U-NEXT(ユーネクスト)、WOWOWオンデマンド
都度課金:バンダイチャンネル、RakutenTV、VideoMarket、VIDEX
無料で視聴できる?
ABEMAではアニメ「ドラゴンボールDAIMA」第1話の無料放送が実施され、「無料で放送終了後7日間視聴できます」と無料見逃し配信の実施についても記載されています。特に変更がなければ、ABEMAでは第2話以降も同様に無料で視聴できるものと思われます。
アニメ「ドラゴンボールDAIMA」の内容は?ベジータやビルスは出てくる?
「ドラゴンボールDAIMA」の詳しい内容は、放送前には発表されていませんでした。公式サイトに掲載された鳥山氏のコメントによると「『DAIMA』というのは造語で、漢字では『大魔』英語では『Evil』といった感じ」とのこと。ある陰謀で悟空たちが小さくなり、解決のため新たな世界に乗り込む、というストーリーにも触れられています。
YouTubeで公開されているティザー映像からも、内容が少しだけ読み取れます。描かれているのは、悟空と魔人ブウの映像を見る謎の2人組や、戦う悟空とベジータ、子供の姿になったキャラクターたちなど。悟空のほかに、ブルマ、ベジータ、ヤムチャ、界王神なども子供の姿になっています。ただし、「ドラゴンボール超(スーパー)」に登場するビルスやウイスの姿は、ティザー映像にはありませんでした。
孫悟空キャラクターPVでは、鳥山氏が描き下ろした新キャラクターも登場。小さくなった悟空の冒険物語を彷彿とさせる内容となっています。
「ドラゴンボールDAIMA」 孫悟空キャラクターPV
「ドラゴンボールDAIMA」の時系列は?
「ドラゴンボールDAIMA」第1話の前半では、魔人ブウ編での悟空たちの戦いがダイジェストで描かれており、「DAIMA」はブウ編直後のストーリーと思われる構成になっていました。また、トランクスが9歳になったと発言していることから、ブウ編から約1年前後が経過したと推測されます。
そのため、「DAIMA」は「ドラゴンボールZ」(および「改」)の直後の話で、「ドラゴンボールGT」「ドラゴンボール超」とは別の時間軸、つまりパラレルワールドになっている、と考えることができます。
あるいは、「Z」→「DAIMA」→「GT」or「超」というように、既存作品の間に位置する時系列という可能性もあります。ただし、「DAIMA」第1話で界王神とキビトが分離していることが発覚しましたが、これは「ドラゴンボール超」では第32話で初めて悟空たちが知った事柄でもあります。そのため、やはりパラレルワールドと考える方が自然ではありそうです。
スタッフ・声優・主題歌は?
「ドラゴンボールDAIMA」のキャストは、孫悟空役の野沢雅子(のざわ まさこ)さんをはじめ、ブルマ役の久川綾(ひさかわ あや)さん、ベジータ役の堀川りょう(ほりかわ りょう)さんなど、既存シリーズから登場するキャラの声優は基本的に続投となっています。
ただしヤムチャのみ、放送開始前に声優が古谷徹(ふるや とおる)さんから鈴木崚汰(すずき りょうた)さんに交代することが発表されていました。
追加キャストは、界王神(ミニ)役・小林由美子(こばやし ゆみこ)さん、グロリオ役・内山昂輝(うちやま こうき)さん、パンジ役・ファイルーズあいさんが2024年9月4日に、ゴマー役・森久保祥太郎(もりくぼ しょうたろう)さん、デゲス役・榎木淳弥(えのき じゅんや)さん、ドクター・アリンス役・日笠陽子(ひかさ ようこ)さんが2024年9月10日にそれぞれ発表されていました。
オープニング主題歌は、米・グラミー賞アーティストであるゼッド氏が「ドラゴンボールDAIMA」のために森雪之丞氏、C&Kと共に書き下ろした新曲であることが明らかに。シンガーソングライターユニット・C&Kが歌唱を担当します。エンディングテーマのプロデュースもゼッド氏が担当し、AIさんが歌唱します。
放送開始前に発表されていたスタッフ、キャスト、主題歌は下記のとおりです。
【スタッフ】
原作・ストーリー・キャラクターデザイン:鳥山明
シリーズディレクター:八島善孝、小牧文
アニメーションキャラクターデザイン:中鶴勝祥
シリーズ構成・脚本:柿原優子
制作:東映アニメーション
【キャスト(声優)】
孫悟空:野沢雅子
界王神(ミニ):小林由美子
グロリオ:内山昂輝
パンジ:ファイルーズあい
ゴマー:森久保祥太郎
デゲス:榎木淳弥
ドクター・アリンス:日笠陽子
【主題歌】
オープニング主題歌:ゼッド feat. C&K「ジャカ☆ジャ〜ン」
作曲:ゼッド、KEEN (C&K)
作詞: 森雪之丞
歌:C&K
エンディングテーマ:AI「NAKAMA」
作曲:ゼッド、AI
作詞: AI
歌:AI
プロデュース:ゼッド
「ドラゴンボールDAIMA」新トレーラー
「ドラゴンボールDAIMA」ティザー映像
アニメ「ドラゴンボール」のテレビシリーズ一覧!内容や時系列を解説
30年以上前にアニメ放送が始まった「ドラゴンボール」は、これまでに多くのアニメ作品が作られました。ここからは、これまでに制作されたTVアニメシリーズの内容と時系列を解説します。
ドラゴンボール
1986年2月から1989年4月に放送された「ドラゴンボール」シリーズ最初のTVアニメ。TVシリーズのなかでは「無印」とも呼ばれています。
子供だった悟空とブルマが出会い、亀仙人のもとで悟空が修行する「孫悟空修行編」から始まり、悟空がたった1人で悪の組織を壊滅する「レッドリボン軍編」、ピッコロ大魔王やその部下と戦う「ピッコロ大魔王編」までが描かれました。このあいだに天下一武道会は3回開催され、物語開始当初12歳だった悟空は18歳になりました。ただ強くなっただけでなく、体も大きく成長します。第23回天下一武道会で、ピッコロ大魔王が遺した子供のピッコロと戦い、悟空が初めて優勝したところまでのストーリーとなっています。
ドラゴンボールZ
1989年4月から1996年1月にかけて「ドラゴンボールZ」が放送されました。「ドラゴンボール」終了時の5年後から物語が始まります。
ベジータたちサイヤ人が地球に襲来する「サイヤ人編」、ナメック星でフリーザ軍と戦う「フリーザ編」、レッドリボン軍の科学者ドクター・ゲロが造り出した人造人間と戦う「人造人間・セル編」、かつて数多の惑星を破壊し封印された魔人ブウが復活する「魔人ブウ編」が描かれました。「サイヤ人編」から「魔人ブウ編」の始まりまでは、作中で13年が経過し、最後は、そこから10年後の天下一武道会が描かれて終了します。
ドラゴンボールGT
1996年2月から1997年11月には、「ドラゴンボールZ」の最終回から5年後の世界を描いた「ドラゴンボールGT」が放送されました。
究極のドラゴンボールの力で子供になった悟空が、孫のパンと、ブルマ・ベジータの息子トランクスとともに宇宙を旅するところから物語は始まります。サイヤ人に滅ぼされたツフル人が、復讐のために造り出したミュータント「ベビー」との戦いや、ベビーを造り出したドクター・ミューと、レッドリボン軍の科学者ドクター・ゲロが生み出した究極の人造人間・新17号との戦い、ドラゴンボールのマイナスエネルギーから生まれた七匹の邪悪龍を巡る旅が描かれています。
「ドラゴンボールGT」は、後に放送された「ドラゴンボール超」とは、さまざまな点で矛盾があり、ストーリーがつながりません。そのため「ドラゴンボールGT」は、「ドラゴンボール超」とは時間軸が違うパラレルワールドのような世界だと考えられています。
ドラゴンボール改
「ドラゴンボール改」は「ドラゴンボールZ」のデジタルリマスター版です。2009年4月から2011年3月に「サイヤ人編」と「人造人間・セル編」が、2014年4月から2015年6月に「魔人ブウ編」が放送されました。
おもなストーリーや時系列は「ドラゴンボールZ」と同じです。ただし、「ドラゴンボール改」ではアニメオリジナルストーリーがカットされ、原作のストーリーのみで構成されています。またキャラクターのボイス(音声)が全て新規収録されていることも特徴です。
ドラゴンボール超(スーパー)
2015年7月から2018年3月にかけて「ドラゴンボール超」が放送されました。「ドラゴンボールZ」の「魔人ブウ編」後から4年後のストーリーです。
宇宙そのものを破壊するほどの力を持つ破壊神ビルスと戦う「破壊神ビルス編」、ドラゴンボールにより復活したフリーザと戦う「フリーザ復活編」、第6宇宙の精鋭と団体格闘試合を行う「第6宇宙編」、滅亡の危機に瀕した別次元の未来からトランクスがやってくる「“未来”トランクス編」、宇宙の生き残りをかけて「力の大会」が開かれる「宇宙サバイバル編」が描かれました。
作中の時系列的には「ドラゴンボールZ」と「ドラゴンボールGT」のあいだにあたります。しかし、悟空が超サイヤ人ゴッドやブルーになったり、ピラフ一味が子供になったり、フリーザが復活しゴールデンフリーザになったりするなど、「ドラゴンボールGT」とはストーリー上大きな矛盾があります。そのため「ドラゴンボールGT」と「ドラゴンボール超」は、時間の流れがつながらない別次元の話と考えられています。
まとめ
アニメ「ドラゴンボールDAIMA」は、原作者の鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛ける「ドラゴンボールシリーズ」の完全新作アニメです。悟空たちが子供になり、新たな冒険を繰り広げるストーリーがティザー映像で示唆されていました。
放送は2024年10月11日より毎週金曜23:40〜となります。ネット配信も実施され、最速は毎週土曜0:30~配信です。
(C) バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション