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 19日、東京ドームで開催される『THE MATCH 2022』においてRISE世界フェザー級(-57.15kg)王者・那須川天心との世紀の一戦に臨むK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(-60kg)王者の武尊が決戦を前に心境を語り「パワーは自分の方がある。スピードもつけたら負けるところはない」と自信をのぞかせた。

 日本キック界最強を決めるリングに向け所属ジム「K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST」に姿を現した武尊。この日はパンチのみのスパーリングに臨んだ。各階級の猛者が集う同ジムにおいて、武尊のスパーリング相手を務めたのは桝本翔也。Krushを主戦場にする桝本はこれまで35戦して15勝7KOと破壊力が武器の選手だ。

 スパーリングでは桝本のパンチのタイミングや軌道を確認するように反応し、的確な一発で応戦。早々に見切った様子の武尊は踏み込んで鋭いワン・ツーやジャブを繰り出し、桝本の返しのパンチを素早いバックステップでかわすなど、動きの良さが目立った。

 2ラウンド目、コンパクトかつ重さを感じさせるジャブで距離感を掴んだ武尊は、圧力を強めながらワン・ツー・スリー…とコンビネーションを見せつける。スパーリングを終えた桝本は武尊の圧力に言及。「めっちゃ強い。ヤバいっす。圧が…」と対峙して肌で感じた武尊の凄さに改めて感服したように語った。

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 その後もジムの代表である渡辺雅和さんとのミット打ちでジム内に鋭いパンチ音を響かせた武尊。そんな武尊の状態について渡辺さんは「反応もいい」と話す一方で「僕が強く打たせないようにしている。強く打つとパンチ力があり過ぎて痛めちゃうので。痛めないように6割くらいでやるように指示している」と明かした。

 そんな武尊は、来る一戦に向け「天心選手スピード早いので、それに負けないぐらいのスピードと。パワーは自分の方があると思っているので、スピードもつけたら負けるところはない」と力強く言い切った。現在6割程度に封印しているパンチ力が雌雄を決する一戦で解放されたとき、どのような決着を迎えるのか。6・19、東京ドームでその答えが明らかになる。

■ルール
契約体重:58.0kg ※当日の戻し体重4kgまで
ルール:ワンキャッチ・ワンアタックありのキックボクシングルール
ラウンド数:3分3ラウンド+延長1ラウンド(延長のみのマスト判定で完全決着)

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