将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Cリーグ第3試合が6月11日に放送される。チーム豊島とチーム山崎は、いずれもチーム広瀬に惜敗。この試合の勝者がリーグ2位で予選突破、敗者が予選で姿を消すことになる。
【動画】第5回ABEMAトーナメント 予選Cリーグ 第三試合<チーム豊島VSチーム山崎>
チーム豊島は豊島将之九段(32)をリーダーに丸山忠久九段(51)、深浦康市九段(50)というベテラン2人を指名。豊島九段はタイトル経験もある実力者ながら、過去2大会でリーダーとしてあと少しで予選突破という一局で敗れ、いずれも本戦出場を逃している。先輩棋士2人からすれば、なんとか豊島九段を本戦の晴れ舞台へと押し上げたい。
チーム山崎は山崎隆之八段(41)がリーダー、松尾歩八段(42)、阿久津主税八段(39)といった顔触れ。各棋戦でも活躍はしつつタイトルには手が届いていないアラフォー3人だが、若手・ベテランが活躍するこの大会でも、存在感を示そうという気持ちを示した戦いが続いている。山崎八段を中心とした、肩の力が抜けたトークも魅力だ。
ABEMA将棋チャンネルでのTwitterアカウントで勝敗予想アンケートを実施。1561人が回答し、チーム豊島の勝利を予想した人が54.2%だった。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)