【MLB】ドジャース2-0エンゼルス(6月14日・日本時間15日/ロサンゼルス)
大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し4打数2安打、9試合連続安打をマークした。直近7試合では28打数11安打2本塁打、打率.393と絶好調。6月12日(日本時間13日)には今季2度目となる完全休養を取り、試合のなかった翌日と合わせて今季初の“2連休”を取れたこともあってか、この日の試合中は表情もすっきり。期待された打撃では、打球速度が180キロを超す痛烈な当たりを放つなど、元気いっぱいの様子だ。
日本では梅雨入りする地域も増えているが、大谷のバットは湿るどころかどんどんと乾いた快音を響かせまくっている。直近7試合で4割近い打率を残しているが、6月は12試合あって、ヒットがない試合が2試合だけ。46本塁打を放った昨季も、6月は月間打率が.309で、13本ものホームランを放ち月間MVPを獲得した。体調的には開幕から3カ月目に突入し、疲労も溜まってくるだろう時期だが、むしろ開幕から実戦の中でいろいろと調整してきたものがフィットし始めるのか、またしても「6月の大谷翔平」といわんばかりに打ち始めた。この日の試合で4打数2安打としたことで、今年も6月の月間成績が46打数14安打2本塁打、打率.304とついに3割超えを果たした。
大谷の調子がどんどんと上がっているが、チームの調子は下降線のままだ。14連敗したマドン監督が解任され、ネヴィン監督代行が指揮を執るようになったが、その後も7戦して2勝5敗。浮上のきっかけが掴めていない。打線はようやくトラウト、ウォードと開幕から活躍した選手が戻ってきたが、もう一人の主力打者であるレンドンがまたも手首を痛めて途中後退。明日以降の試合出場も危ぶまれている。また投手陣も先発投手こそ駒はそろっているが、リリーフ陣に不安を抱え、クローザーのイグレシアスも失点が続いている。このままではトレード期間でも、獲得するより放出する側に回り、大谷が求める「勝てるチーム」から遠のいてしまう。
大谷自身も、今後の大型契約について各所で報じられ始める中、本人にとっては目の前の試合に勝つことが最大の喜び。絶好調の6月でさらに打ちまくり、チームを“なおエ”(なおエンゼルスは敗戦)ではなく“さらエ”(さらにエンゼルスは勝利)にできるか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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