「進撃の巨人」は、2013年から10年に渡り放送され続けてきた、長期アニメシリーズです。The Final Season Part1(ファイナルシーズン パート1)の全16話は2021年3月まで、The Final Season Part2(ファイナルシーズン パート2)の全12話が2022年4月まで放送されました。2023年3月3日にThe Final Season完結編の前編が、11月4日には後編が放送されました。
この記事では、アニメ「進撃の巨人」ファイナルシーズン パート1、パート2、完結編の各話あらすじと、同作がいつ終わりを迎えるのかについてもあわせて解説していきます。
目次
- アニメ「進撃の巨人」とは
- 2023年11月4日に完結編(後編)が放送・配信
- ファイナルシーズン パート1のあらすじを紹介
- ファイナルシーズン パート2のあらすじを紹介
- ファイナルシーズン 完結編のあらすじを紹介
- アニメ「進撃の巨人」ファイナルシーズンのまとめ
アニメ「進撃の巨人」とは
アニメ「進撃の巨人」は、2003年4月にSeason1(シーズン1)の放送が始まり、Season2(シーズン2)、Season3(シーズン3)を経て、2023年11月にシーズン4にあたるファイナルシーズンの完結編が放送されたアニメシリーズです。
舞台は人を捕食する巨人がはびこる世界です。主人公のエレン・イェーガーが、故郷を襲い母親を捕食した巨人を駆逐するために、巨人に対抗する組織・兵団に入団し、仲間たちと命をかけて巨人討伐に挑む物語です。
原作は、コミックス世界累計発行部数が1.4億部を突破した大ヒット作品、諫山創氏の漫画「進撃の巨人」です。2009年9月~2021年4月まで「別冊少年マガジン」(講談社)で連載されていました。
2023年11月4日に完結編(後編)が放送・配信
アニメ「進撃の巨人」は、2022年4月3日にファイナルシーズン パート2の放送が終了、2023年3月3日には完結編(前編)が、11月4日には完結編(後編)が放送されました。
ファイナルシーズン パート2の最終回である第87話までで原作漫画130話まで、そして完結編(前編)では原作漫画131話~134話の内容が制作されました。原作漫画の最終回は139話なので、完結編(後編)は原作漫画5話分が制作されています。
ファイナルシーズン パート1のあらすじを紹介
ここからは、アニメ「進撃の巨人」ファイナルシーズン パート1、パート2、完結編の各話あらすじを紹介します。まずは、パート1の1話目にあたる第60話から、最終回となる第75話までの各話あらすじです。
第60話「海の向こう側」
人類と巨人との壮絶な戦いが始まって、もうどれくらいの時が過ぎただろうか……。エレン・イェーガーがめざし、たどり着いた海の向こう側では、いつ終わるとも知れない戦争が続いていた。彼らは何者で、何のために戦っているのか? 今、ひとりの少年兵が決死の覚悟をもって、最前線へと身を投じる。
第61話「闇夜の列車」
4年に及んだマーレと中東連合との戦争は終結した。だが、あわやマーレの巨人2体が失われる事態は、巨人の力ですべてを支配する時代が終わりつつあることを示していた。対巨人兵器の開発を進める諸外国への後れを挽回すべく、ジーク・イェーガーはあることを軍の上層部に進言する。
第62話「希望の扉」
故郷に帰り、母と再会したライナー・ブラウン。その夜、彼は戦士をめざした幼き日々を思い返していた。エルディア人を母に持つライナーの夢は、母と共に名誉マーレ人の称号を手に入れて、離れ離れになった父と共に暮らすこと。巨人の力を継承して世界を救う英雄になれば、その願いが叶うと信じて……。
第63話「手から手へ」
戦士候補生の一人、ファルコ・グライス。想いを寄せるガビ・ブラウンを守るためには、自分が「鎧の巨人」を継承しなければならない。しかし、ガビとの成績の差は開くばかり。肩を落として歩く彼に、1人の男が声を掛ける。
第64話「宣戦布告」
ファルコに連れられ、とある建物の地下室へと足を踏み入れたライナー。そこで彼を待つ人物の顔を見て、ライナーは愕然とする。そんな中、世界中の注目を集める、ヴィリー・タイバーによる演説が始まろうとしていた。
第65話「戦鎚の巨人」
ヴィリー・タイバーの演説によるパラディ島への宣戦布告。その最中、騒然とする広場に、招かれざるものが現れる。
第66話「強襲」
混迷を極める戦場。自在に空【くう】を飛び、襲い来る兵士たちに、立ち向かう戦士たち。この戦いの行方は……?
第67話「凶弾」
助けを求める悲痛な叫びに応えるかのように、1体の巨人が目覚め立ちはだかる。そして、ガビは一人銃を携え、飛び出していく。
第68話「義勇兵」
もしかしたら別の道があったのではないか……。後悔も、懺悔も、失ったものは、二度と戻らない。
第69話「正論」
外の世界に味方はいなかった。だから、生き残るため、敵を滅ぼす。戦うしかなかった。それが正しい選択なのか。その是非を知る者はいない。
第70話「偽り者」
行く当ても、手がかりも、帰れる保証もない。そんな彼らに手を差し伸べたのは、憎むべき悪魔だった。
第71話「導く者」
憎むべきは誰なのか。恨むべきは何なのか。信じたものが、揺らぎ始める。
第72話「森の子ら」
助けを求めるガビとファルコ。信じた先に報われる未来があるのか。それとも、報いを受けるのか。
第73話「暴悪」
アルミンとミカサを見据え、エレンは語り掛ける。「おまえらと話がしたくてな」と。
第74話「唯一の救い」
朦朧とした意識の中、確かめるのは、懐かしい面影と、朧気な記憶。それは、ある人物との出会いだった。その先に待つ自らの使命を果たすため。
第75話「天地」
求める未来は、交わらない。互いに想いを抱え、ぶつけ合うしかない。そして、今またぶつかる。始まりの地、で。
ファイナルシーズン パート2のあらすじを紹介
ここからはファイナルシーズン パート2の1話目にあたる第76話から、最終回となる第87話までの各話あらすじを紹介します。
第76話「断罪」
降りしきる雨の中、一人の兵士が倒れている。その横で謎の巨人の蒸気の中から、あの男が這い出てきて……。その頃、始まりの地・シガンシナ区でマーレが奇襲を仕掛け、巨人たちも動き出す。そして、始祖の巨人と鎧の巨人が再び対峙する。「来いよ、ライナー」。
第77話「騙し討ち」
ミカサの「助けたい」と思う気持ちは本物なのか。エレンは何のために戦っているのか……。地を響かせ激突する巨人たち。マーレの奇襲に人々は武器を手に戦場へと向かう。
第78話「兄と弟」
獣の巨人と始祖の巨人、事態の鍵を握る2体の巨人を目指し、人々は争いを広げる。互いの思いと記憶が交錯し、兄弟の目指す先にあるものとは。
第79話「未来の記憶」
弟は兄を拒み、兄は弟を見捨てなかった。救いたい思いだけ。たどり着いた果ての場所でエレンとジークはあの日の記憶とともに、父・グリシャの真実を知る。
第80話「二千年前の君から」
二千年前から抗い、戦い、進み続けてきたものたちの物語。それは、一体誰が始めた物語だったのか。歩き続ける始祖ユミルにエレンは語りかける「待っていたんだろ。ずっと…。二千年前から。誰かを。」
第81話「氷解」
ごうごうと鳴り響く大地。空まで立ち上る土煙。その先を進む、巨人の群れ。島の壁は今、なくなった。この世からそこにある命を駆逐するまで、誰もエレンを止めることはできない。
第82話「夕焼け」
人々の混乱の中、かつては友であり、そして敵だった人物が目を覚ます。止まっていた時は進み、すべては変わった。そうなった時、選ぶのは……。
第83話「矜持」
進軍する巨人の軍勢。やがて、何も知らぬ人々を踏みつぶす。それを見上げる兵士と戦士たちは立ち尽くすのか、それとも立ち上がるのか。森の中にいた2人の兵士の気持ちはすでに固まっていた。
第84話「終末の夜」
戦火の先に、僕らの敵がいた。僕らは互いを憎み、蔑み、殺してきた。今、焚火の先にいるのは、異なる「正義」を持っている者たちだった。
第85話「裏切り者」
世界を救うため、エレンを止める。そう決めた者たちの前に、かつての仲間が立ちふさがる。誰も死なせたくないという思いを胸に彼らは戦う。
第86話「懐古」
躊躇えば死ぬ。銃口を向け、引き金を引く。この裏切りの先に、世界を救う道があると信じて。
第87話「人類の夜明け」
あの日、見たこと。あの日、語り合ったこと。あの日、選んだこと。それは全て彼が望んだこと。彼は何も変わってない。
ファイナルシーズン 完結編のあらすじを紹介
ここからはファイナルシーズン 完結編(第88話~94話)のあらすじを紹介します。
第88話「地鳴らし」
マーレ潜入作戦を経て、異母兄のジークと接触し、ついに“始祖の巨人”の力に目覚めたエレン。あわせ持つ“進撃の巨人”の力によって断片的な未来を観測できる彼は、苦悩と葛藤の果てにパラディ島の外にある世界を滅ぼす“地鳴らし”を発動させる道を選んだ。エレンの力で動き出した壁の巨人の行進は、進路上にある一切を踏み潰し、焼き尽くし、無数の生命を奪っていく。その頃、ハンジたち一行はイェーガー派の妨害を振りきり、地鳴らしを先回りする形で海路を進んでいた。洋上での穏やかな時間の中、アルミンはアニと言葉を交わし、これまでの自分の歩みを見つめ直す。
第89話「自由の翼」
ハンジたち一行は地鳴らしを先回りする形で海上を進み、港町・オディハで飛行艇を確保する。しかし、“女型の巨人”の継承者であるアニはこの戦いに参加する意義を見出せなくなっていた。戦線から船で離脱するアニ、ファルコ、ガビを見送り、決戦に向けて飛行艇の整備を進める一行だったが、イェーガー派の残党・フロックの捨て身の銃撃によって燃料タンクに穴が空くという致命的な事態に。ここが「自分の番だ」と悟ったハンジは、アルミンに調査兵団団長の権限を譲渡。応急処置の時間を稼ぐため、迫りくる超大型巨人の群れへとたったひとりで突入する。
第90話「絶望の淵にて」
多大な犠牲を払いながらも飛行艇はオディハを飛び立ち、地鳴らしの進路であるスラトア要塞へと向かっていた。エレンをいかにして止めるかという作戦を話し合う中で、彼が始祖の巨人の力を使ってほかの九つの巨人の力を奪わないのは自分を止めてほしいからではないかという意見が浮上。そんな矢先、一同はエレンによって“座標”へと呼び出される。あくまで言葉による解決を願うアルミンやミカサとは対照的に、エレンは「地鳴らしを止めたければオレの息の根を止めろ」と断言。その力を見せつけるかのように、スラトア要塞の飛行艇部隊をあっという間に全滅させる。
第91話「 天と地の戦い」
オニャンコポンの駆る飛行船で、どうにかスラトア要塞の上空に到着したパラディ島勢力は次々と降下を開始。ターゲットである獣の巨人へと攻撃を仕掛けるが、肝心のジークの本体を発見・討伐することができずにいた。しかも、もたついている間にエレンが“始祖の巨人”の力で蘇らせた歴代の“九つの巨人”が一行を急襲。一瞬の隙を突かれたアルミンが捕獲され、残されたパラディ島勢力も次第に窮地へ追い込まれていく。
第92話「心臓を捧げよ」
襲い来る“戦鎚の巨人”や“顎の巨人”の集団を相手に戦い続けるライナーとピーク。ふたりの援護を受けながら、ジャンはダイナマイトでエレンのうなじを起爆するための機会をうかがっていた。一方、ファルコたちはアルミンを捕獲した“オカピの巨人”を追跡するが、無尽蔵に現れる“九つの巨人たち”によって逆にミカサが追い込まれてしまう。仲間の危機を察知したアルミンは、動けないながらも今の自分にできることをしようと“道”を介してジークとの対話を試みる。彼が語ったエレン、ミカサとの他愛もない思い出話は、すべてを諦めていたジークの心境を少しずつ変化させていき……。
第93話「長い夢」
歴代の“継承者”たちがパラディ島勢力に加勢し、アルミンは無事に生還を果たした。自ら姿を現したジークはリヴァイの手でその首をはねられ、世界を焼け野原にしてきた地鳴らしがついに止まる。しかし、アルミンの“超大型巨人”の爆発をもってしても首謀者であるエレンが死ぬことはなかった。地鳴らしの中心となっていた“終尾の巨人”の残骸からムカデ状の巨大生物が出現。終わらない惨劇に終止符を打つためにアルミンとミカサはエレンの元へと急ぐ。
第94話「あの丘の木に向かって」
人類の8割を滅ぼした“天と地の戦い”は終結し、巨人の力はこの世から消え去った。始祖ユミルを縛り続けていたものの正体、彼女を苦しみから解放する力を持った人間がミカサだということ──そして、ひた隠しにしてきたミカサへの想い。エレンがすべてを打ち明けていたことをようやくアルミンは思い出す。エレンとの再会の約束を心に秘め、残された世界を平和に導くために歩み続ける。
第91~94話 完結編(後編)
終尾の巨人となり、無数の巨人たちとスラトア要塞に進撃するエレン。
絶望の淵に立たされた避難民の前に現れたのは、地鳴らしから間一髪で逃れられたミカサ、アルミン、ジャン、コニー、ライナー、ピーク、リヴァイ。
かつての仲間たち、そして幼馴染とエレンの戦いがここに終結する。
アニメ「進撃の巨人」ファイナルシーズンのまとめ
アニメ「進撃の巨人」ファイナルシーズン パート1、パート2、完結編の各話あらすじを紹介しました。
(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
アニメ「進撃の巨人」The Final Season完結編にあたるエピソード(動画リンクつき)
完結編(前編) | |
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88 | 地鳴らし |
89 | 自由の翼 |
90 | 絶望の淵にて |
完結編(後編) | |
91 | 天と地の戦い |
92 | 心臓を捧げよ |
93 | 長い夢 |
94 | あの丘の木に向かって |