6月25日に行われた福岡ソフトバンクホークス対北海道日本ハムファイターズの一戦で、日本ハム・伊藤大海が披露した“画面外”に飛び出す超スローカーブについて、元・千葉ロッテマリーンズの野球解説者・里崎智也氏が言及した。
5回裏のソフトバンクの攻撃で、打者の牧原大成に対する初球、伊藤は中継映像の画面上部から飛び出るほどのスローカーブを投じる。山なりのボールを目にした牧原は体の動きを止めると、思わずポカンとした表情を見せ、その直後に苦笑する一コマも見られた。
このボールはストライクとはならなかったが、里崎氏は「これは完璧ですね。コースも高さも良かったです」とコメント。また、かつて超スローボールを武器に活躍した日本ハムの多田野数人2軍投手コーチを引き合いに、「多田野はガチョーン投げみたいな感じでしたけども、多田野より投げ方、フォームいいです、合格です」と太鼓判を押した。
さらに、「僕も多田野から(スローボールが)来たことあるんですけど、ショートゴロでした。フワーッと来るから、“よーし打ってやろう”って力むんですよ。投げる方もそうですけど、打つ方も何気に技術がいるんです」と、緩い球を打つ難しさについて語った。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)