完全にアウトのタイミングでも、その反射神経によってセーフにしてしまうのがMLBのスタープレイヤーだ。レイズ所属のキューバ出身・アロザレーナ外野手は、二塁にヘッドスライディングをした際、相手野手のグラブを巧みにかわし、水泳のクロールのように手をかいてセーフとなったシーンがMLBの公式サイトでも紹介され、ファンから絶賛されることになった。
【動画】グラウンド上を泳いだアロザレーナ(14分50秒ごろ~)
ABEMAのMLB情報番組「MLBスタジアム」でも紹介されたプレーは、アロザレーナがパイレーツ戦で二塁に盗塁を試みた時のもの。俊足を飛ばして勢いよく二塁にヘッドスライディングしたが、相手投手のモーション、捕手のスローイングも素早く、タイミング的にはアウトだった。セカンドもしっかりタッチし、これはアウト間違いなしというところだったが、なぜかアロザレーナは確信を持った表情で二塁にタッチしたまま動かず、ベンチに対してリクエストを要求した。
ベンチもこれに応えてリクエストし映像を確認してみると、相手野手がヘッドスライディングで伸びていた左手にタッチに来たところ、アロザレーナは咄嗟に引っ込めて、次の瞬間には右手を伸ばして二塁にタッチ。クロールのように交互に腕を引っ込めては伸ばす動作で、まんまとかわすことに成功していた。
これには日本のファンからも「上手い避け方」「すげーな」「反射神経スゴイww」というコメントが寄せられることに。MLBの公式が「swim move」と名付けたとおり、グラウンド上を泳ぐようにたどり着いていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)