タレントで振り付け師のKABA.ちゃんが波乱万丈の人生を振り返る中で、「小室ファミリーを一番最初にクビにされた」と明かした。
7日(木)、ABEMAにて極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が出演する「迷えるとんぼちゃん」#9が放送。この番組は、芸能界の荒波を30年以上乗り越えてきた極楽とんぼが、毎回ゲストと本音でぶつかり合うお悩み相談バラエティ。
今回のゲストはKABA.ちゃん。お悩みの本題に入る前に、まずはKABA.ちゃんの人生を振り返った。
KABA.ちゃんの両親は離婚し、母親は熊本で再婚。兄弟がたくさんいる中で、なぜかKABA.ちゃんだけ小学生の時に熊本に引越し、母と再婚相手と一緒に暮らしていた。
ところが高校入学後、夜の仕事をしていた母親が突然家出をし、KABA.ちゃんは母の再婚相手と2人暮らしに。そのまま離婚へと話が進んだという。
学校に通いづらいと感じたKABA.ちゃんが高校に事情を伝えると、母親が学校に呼ばれたそう。母親が改心するか賭ける気持ちで高校中退の意志を見せると、母親は思いがけず「この子一度言い出したら聞かないので、辞めさせてあげてください」と自分の事情を棚に上げる発言。KABA.ちゃんは「それで辞める羽目になっちゃった(笑)」と明かした。
成人していた兄に世話になりながらアルバイトを始めたKABA.ちゃんは、兄から「ダンスを習ってみたら?」と助言を受け、ダンスにドハマリ。師事していた先生に背中を押されて18歳で上京し、SAMらがいた代々木のスタジオでダンスを勉強した。
そのスタジオにはアメリカのトップダンサーがよく教えに来ていたそう。「若い時にダンス留学したほうがいい」という声を受けて、KABA.ちゃんは2年間必死で留学資金を貯め、20歳になるとNYへと渡った。
1年半の留学から帰国したKABA.ちゃんは、ダンサーとしてキャリアを積む中で小室哲哉さんと出会うことに。「安室奈美恵さんが小室さんのプロデュースになる」「振付師を探している。KABA.ちゃんやってみる?」と声を賭けられ、KABA.ちゃんは安室奈美恵や華原朋美の振り付けを担当することになった。
その後、オーディション番組・ASAYANを受験し、KABA.ちゃんは25,929名の応募者の中から見事合格。dosのメンバーとして小室ファミリーの一員に。
加藤が「小室ファミリーの中で一番芽が出なかった(笑)」「小室さんにしてみたら黒歴史」とdosをイジると、KABA.ちゃんは「そうですね(笑)」と認め、「しかも、小室ファミリーで一番最初にクビにされた人(笑)」と自虐した。
dosの活動を初めてわずか1年でグループが休業することに。「休業期間中はアメリカに行ってください」「帰ってきてからのことは、帰ってきてから」と言われて再びアメリカに渡ったKABA.ちゃんだが、帰国するとなんと勝手に契約が解除されていたという。加藤は「苦労してんだな」とKABA.ちゃんに同情した。
振付師に戻ったKABA.ちゃんは、また別の人から「事務所を作るので、よかったらうちに来ませんか」とスカウトを受けることに。SMAPのコンサートで振り付けを担当したり活動の幅を広げるうちにテレビ出演の声がかかり、「笑っていいとも!」でバラエティ進出を果たした。
するとタモリが「そういえばKABA.ってさ、どっちなの?」とカミングアウトのチャンスを作ってくれたそう。カミングアウトを事務所に止められていたKABA.ちゃんだが、ついに「男性が好きなんです」とカミングアウト。ようやく素を出せるようになった。
カミングアウトをきっかけに、バラエティの仕事が爆発的に増えたKABA.ちゃん。加藤は「やっと素のKABA.ちゃんが出せるようになったんだ」とタモリのファインプレーに驚いていた。
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