将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、19)に豊島将之九段(32)が挑戦する、お~いお茶杯王位戦七番勝負は7月13日、北海道札幌市の「ぬくもりの宿ふる川」で第2局が行われている。藤井王位の先手番で、戦型は前局と同じ「角換わり」となった。対局1日目の午前中から早いペースで指し手が進み、すでに勝負所の激しい展開となっている。
自然豊かな北海道・定山渓に舞台を移した第2局。先手番の藤井王位は、今局でも「角換わり」を志向した。互いに手の内を知り尽くしているとばかりに手が進んだが、藤井王位が香車を走ったところで豊島九段が2時間越えの大長考。そのまま昼食休憩に入った。
ABEMAの中継に出演した村中秀史七段(41)は、「豊島九段は、藤井王位が角換わりをやってきた場合にこの形で対応しようと用意してきたと思う。ベースとなっているのは藤井-千田戦(2021年9月の日本シリーズJTプロ公式戦)で、それを藤井王位は改良を加えて違った手順で踏み込んできている。豊島九段としては研究が外れて考えているか、研究の範囲内だけど読み直しているのか。そのあたりを考えていると思われます」と解説した。
局面はすでに勝負所の激しい展開となっており、午後の対局からも目が離せない。持ち時間は各8時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太竜王 ミートソースパスタ、焚火グリルサラダ
豊島将之九段 古川ポーク、お~いお茶
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太竜王 7時間35分(消費25分)
豊島将之九段 5時間25分(消費2時間35分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)