将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、19)に豊島将之九段(32)が挑戦する、お~いお茶杯王位戦七番勝負は7月13日、北海道札幌市の「ぬくもりの宿ふる川」で第2局が行われ、午後6時に藤井王位が59手目を封じて指し掛けとなった。あす14日午前9時頃に封じ手が開封され、対局が再開される。
3連覇を目指す藤井王位と、4期ぶりの王位奪還を目指す豊島九段が激突するシリーズ。挑戦者が1勝で迎えた第2局は、すでに終盤戦に突入している。藤井王位の先手番で始まった本局は、「角換わり」の出だしから早い進行となった。1日目午前に藤井王位が香車を走ったところで豊島九段の指し手がストップ。昼食休憩を挟み、2時間55分の大長考に沈んだ。すでに「詰む・詰まない」の緊迫した局面。ABEMAの「SHOGI AI」は形勢を藤井王位寄りに評価しているものの、豊島九段の香成の一手には1時間39分、封じ手前の一手には2時間と、互いに持ち時間をたっぷり消費した。
午後6時、立会人の深浦康市九段(50)が封じ手の定刻となったことを告げると、藤井王位は「はい、封じます」と即答して手を封じた。2日目の対局は、あす14日午前9時頃から再開される。持ち時間は各8時間。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【封じ手時点での残り持ち時間】
藤井聡太王位 5時間56分(消費2時間4分)
豊島将之九段 4時間33分(消費3時間27分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)