男子ゴルフの今季メジャー最終戦、第150回全英オープンは7月14日、スコットランド・セントアンドリュース(7313ヤード、パー72)で第2ラウンドが行われている。35位から出たメジャー初出場の23歳・桂川有人は68で回り通算5アンダー、ホールアウト時点で12位とスコアボードを駆け上った。
青空に微風と、穏やかな気候となった第2ラウンド。前半組はスコアを伸ばす展開になった。35位から出た桂川は、スタートホールをボギーとするも、続く2番ですぐに取り返した。好調のショットに加え、パターの距離感も安定。時折笑顔も見せるなど、リラックスした表情でスコアを伸ばした。ABEMAの中継に出演した宮里聖志プロは「第1ラウンドの結果で自信を持ってプレーすることができているのでは」と解説した。
わずかに風が強くなった後半も安定したプレーが続いた。10番に続き、最終18番でもバーディー締めと、この日は5バーディー、1ボギーの68。詰めかけた地元のファンからも大歓声が起きた。ホールアウト時点での成績は12位。第2ラウンドを振り返った桂川は、「風が弱くて回りやすかった。スコアが伸ばせて良かったです。ショットが安定しているので思った球が打てている。楽しく回ることができた」と満足気な表情を見せた。
予選通過ラインはイーブンの見込みとあり、自身初のメジャーの舞台で予選突破は確実。世界のトップランカーと堂々名を連ね、「良い位置。明日も同じようにできるように頑張りたい」と意気込んだ。
(写真:アフロ)