10代ラスト対局の藤井聡太棋聖が防衛決めるか、カド番の永瀬拓矢王座がフルセットにつなげるか 大注目の一戦、始まる/将棋・棋聖戦五番勝負第4局
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 将棋藤井聡太棋聖(竜王、王位、叡王、王将、19)に永瀬拓矢王座(29)が挑戦するヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第4局が7月17日、愛知県名古屋市の「亀岳林 万松寺」で対局を開始した。これまでに2勝している藤井棋聖が地元・愛知で3連覇を決めるか、永瀬王座が追いつきフルセットに持ち込むか。大注目の一戦だ。

【動画】藤井棋聖が3連覇を決めるか、永瀬王座が追いつくか 注目の棋聖戦第4局

 挑戦者の永瀬王座が8時41分、定番のスーツ姿でに先に入室。着座するとすぐにホットコーヒーを注ぎ、開始に備えた。深緑色を基調とした和服姿の藤井棋聖は5分後に着座。落ち着いた表情で挑戦者と向かい合った。

 藤井棋聖は2016年10月に四段昇段。第34期竜王(1組以上:1期)、順位戦A級(A級以上:1期)。タイトルは通算8期で、現在最多の五冠保持者。棋戦優勝は5回。デビューから5期連続で年度勝率8割を超え、将棋大賞でも2年連続で最優秀棋士賞に選ばれるなど令和将棋界のトップに君臨する天才棋士だ。本局が10代最後の一戦。「特別意識することはない」と語っていたが、白星で締めくくることができるかも注目ポイントのひとつだ。

 永瀬王座は2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:5期)、順位戦A級(A級:2期)。タイトルは叡王1期、王座3期の計4期で、棋戦優勝は2回。将棋に対するストイックな姿勢から「軍曹」と呼ばれ、研究量ではプロの中でも1、2を争うと言われている。今期の棋聖戦は、2016年以来6年ぶり2度目の挑戦で奪取を狙う。カド番とあるが、「ファンの皆様に一局でも多くお見せしたいと思うので頑張りたい」と闘志を燃やしていた。

 第1局では永瀬王座が2度の千日手成立の末に勝利し、第2局は藤井棋聖が最終盤での一瞬の切れ味で決着をつけた。またも角換わり腰掛銀の将棋となった第3局は、藤井棋聖が後手の攻めを的確にしのぎ切り、長手数の詰みに打ち取った。いよいよ終盤戦の第4局ではどんなドラマが待っているか。持ち時間は各4時間、先手番は永瀬王座。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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