『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、オードリーの若林正恭が出演。「番組MCをやるのにネタのセンスは必要なのか?」について語る場面があった。
番組には、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、横山由依、新内眞衣、奥森皐月らが出演。今回は『R-1グランプリ2022』チャンピオンのお見送り芸人しんいちがしくじり先生として登場し「実力を勘違いしてどん底のクズ生活」を送った過去を明かした。
芸人として駆け出しの頃「売れるのにネタを作る必要なんてない!なぜなら俺にはMCの才能があるから!」と実力を過信し、ネタ作りの努力をしてこなかったというしんいち。
当時、目標にしていたのは「番組で女性アイドルを弄り倒して笑いをとる芸人」。中でも憧れの芸人はロンドンブーツ1号2号の田村淳で「女性人気があって、周囲の芸人をいじって罠に嵌めたりしてる、側面だけ」を見て憧れたとぶっちゃけた。
ネタをほとんど作ることなく大阪で芸人活動をしていたしんいちだが、劇場レベルではそこそこ人気を集めた。しかし、周囲からは「まずはネタを頑張れ」とアドバイスされ、賞レースで結果を出すことを求められる大阪に嫌気が差し、「大阪にいても俺の良さは伝わらない」「MCタイプの俺がこれ以上いる意味ない」と、デビュー1年目で上京を決意したという。
しんいちはMC経験者の若林に「ネタとMCのセンスって関係ないですか?」と質問すると、若林は「前、ナイツの塙くんと話してて。『漫才やってなくて、今の仕事ばっかで不安』って言ったら『結局MCって”間”だから、漫才やってるのと変わらない』って言ってて。間っていう意味じゃ、ネタ面白い人のほうがいいんじゃないの?」と答えた。
さらに若林は「MCの人、みんなネタ面白くない?ネタそうでもないのにMCの人っている?」と聞くと、しんいちはニヤけながら、チラッと吉村の方を見た。しんいちは5月の放送で吉村への憧れを告白しており、吉村の”右腕”になったばかりだ。
しんいちの様子を見た吉村は「お前、俺のこと言おうとしてんのか?」と察し、「大事なところは全然俺に聞かないし!」と、自分の右腕が若林にお笑い論を聞いたことにツッコミを入れ、笑いを誘った。