女子ゴルフの今季メジャー最終戦「第46回全英女子オープン」は8月4日、スコットランドのミュアフィールド・リンクス(6659ヤード、パー71)で行われ、3年前の同大会優勝者である渋野日向子が8バーディー2ボギーの65、6アンダーで回り単独首位に立った。1番から3連続バーディーとロケットスタートを切った渋野は前半9ホールを4アンダーで回ると、後半は我慢しながらさらに2つ伸ばした。前週には予選落ちしていたところから、一気に調子を上げた渋野だが、その横で支えたキャディの歯の白さが際立つと、実況・解説・ファンが一斉に注目することになった。
1番から3番まで3連続バーディーの後、4番で初のボギーを叩き、さらに5番はバーディーと、前半から出入りの激しい展開になっていた渋野だが、ぐっとこらえたのが6番。ティーショットは風にも乗って300ヤードを楽に超えるビッグドライブを見せたが、2打目は少し突っ込みすぎたのかグリーン奥にこぼれた。3打目のアプローチもしっかり寄せたかったが、微妙な距離を残しこの日2つ目のボギーのピンチが訪れた。
それでも落ち着いた渋野はわずかにスライスするラインをしっかり読んで初のパーセーブに成功。本人は淡々としていたが、視聴者からも「ナイスパー!」と多くのコメントが寄せられた。このシーンで最も喜んでいたのがキャディの佐々木裕史氏だ。日焼けした顔で満面の笑みを浮かべたが、口元から見えた歯が真っ白。コントラストが強烈だったこともあり、視聴者だけでなく中継していたABEMAの実況・解説まで注目。「ピアノやん」「歯が白い」「キシリトールガム食べてそう」「顔が黒いから歯が白く見える」と思わぬポイントで盛り上がっていた。2日目以降、渋野がさらに活躍すれば、白い歯が見える瞬間がもっと増える。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)