女子ゴルフの今季メジャー最終戦「第46回全英女子オープン」は8月5日、スコットランドのミュアフィールド・リンクス(6659ヤード、パー71)で第2ラウンドが行われ、首位から出た渋野日向子は1バーディー、3ボギーの73で回り、通算4アンダー、首位と4打差の暫定6位でホールアウトした。
第2ラウンドは我慢のゴルフを強いられた。首位発進した渋野は、出だしの1番でボギー発進。6番では右ラフに打ち込み、3パットで2つ目のボギーと、強風の中で前半はショットの修正に時間を要した。待望の初バーディーは9番(パー5)。3打目を4メートルに寄せると真ん中から沈めて、ようやく笑顔を見せた。
後半はショットが復調。しかし、難易度の高い14番ではティーショットが左のポットバンカーにつかまり、この日3つ目のボギーとした。終盤はパーでしのぎ、第2日は1バーディー、3ボギーの73で回り、通算4アンダー。ひたすら我慢の時間が続いた試練の1日となった。
渋野はホールアウト後、「昨日に比べたらショットの安定感がなく、ロングパットが残ってしまったり、難しいアプローチになってしまったりというのが多かった。なかなかバーディーチャンスにつけずこの結果だが、よく耐えたかなと思ってもいい内容だった」と第2ラウンドを振り返った。決勝ラウンドへ向けて「4日間プレーできるのは久しぶりなのですごく嬉しい。まだチャンスがある位置でプレーできるので、しっかり明日も悔いが残らないように戦いたい」と意気込みを語った。
ABEMAの中継で解説を務めた国内ツアー6勝の北田瑠衣プロは、「内容的にはよく我慢できたと思う。前半はショットがぶれていたが、後半は調整ができてきている。17、18番のショットは明日につながるプレーになったと思う」とコメントした。
日本勢トップは海外メジャー初挑戦の山下美夢有。10位発進で、第2ラウンドを1イーグル、3バーディー、2ボギーの68で回り通算5アンダー、3打差の暫定4位でホールアウトした。暫定首位には、通算8アンダーでアシュリー・ブハイ(南アフリカ)が立っている。