“隣の人に当たらない距離”まで近づけた山上容疑者 演説場所の選定「安全だから」という声は一切出ず…政治家側と警備側の連携に課題も 倍速ニュース 2022/08/08 19:30 拡大する きょうで、安倍元総理銃撃事件から1カ月。奈良県警で事件の捜査が進んでいる一方で、警察庁を中心に警備体制についての検証も行われている。 この1カ月でどのようなことわかっていて、再発防止に向けて警察はどのように動いていくのか。事件の取材にあたるテレビ朝日社会部の藤原妃奈子記者が伝える。【映像】安倍氏銃撃から1カ月、容疑者の新供述<記者解説>Q.この1カ月でわかったことは? 事件当時、現場には十数人の警察官がいて、うち4人の警備担当者が安倍元総理の側にいた。山上容疑者がなぜ背後に近づけたかというと、安倍元総理から見て右側に想定よりも人が集まったことで、警護員らはその聴衆を警戒していた。警護員らの目が安倍元総理の背後とは別の方向を向いている隙をついて、山上容疑者は1発目を約7mの距離から、2発目を約5mの距離から発砲した。 続きを読む