8月27日より順次放送中のアニメ「キングダム」第4シリーズ第21話では、第31代秦王・エイ政(CV:福山潤)と相国を務める実力者・呂不韋(CV:玄田哲章)による舌戦が繰り広げられた。
同アニメは、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて連載中の原泰久氏による大ヒット漫画「キングダム」を原作としたアニメ第4期。春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信(CV:森田成一)と、後の始皇帝となる若き王・エイ政の活躍を描いた中華戦国大河ロマンだ。
前回放送の第20話では、エイ政と呂不韋が秦国の未来について語り合った。中華統一を目指すエイ政に、呂不韋は天下の起源を力説。「貨幣制度が天下を作り、人は他人との裕福の度合いを比較する物差しを手にしてしまった」と語った。持論を展開する呂不韋に、Twitter上では「台詞の全てが名言」「今にも通じる話しよね」などの感想が続出。エイ政役の声優・福山潤も「真理よね」と、呂不韋の考えに理解を示していた。
第21話「唯一の勝機」では、考えを述べた呂不韋に、エイ政が「手前勝手な『現実』という言葉で問題にフタをするな」と反論した。さらに、エイ政は「凶暴性も醜悪さも人の持つ側面だ。だが決して本質ではない。人の持つ本質は、――光だ」と“人の本質”について熱弁し、「暴君のそしりを受けようが、力で中華を分け隔てなく、上も下もなく、一つにする!」と宣言してみせた。
エイ政が自身の過去について語る一幕もあり、視聴者からは「胸熱すぎる……」「涙が止まらない」「ここで紫夏は泣くわ」「秦の大王様めっちゃいい男」「政の考え、想いに聞き入ってしまった」といった声が相次いでいた。
第21話「唯一の勝機」
【あらすじ】
“中華統一”によって国を一つにし、戦国時代を終わらせることを目指すエイ政に対し、呂不韋は「戦う動機は人それぞれにあり、人の世から戦はなくならない」と言い切る。しかしエイ政は「世の中をより良い方向へと進めることこそが為政者の役目である」と述べ、人の心の本質とそれを教えてくれた恩人のことを語り始める。一方咸陽では、秦国への復讐に燃える戎テキ公率いる軍に押し込まれた秦軍が、劣勢を覆すことができずにいた。
※エイ政の「エイ」、戎テキ公の「テキ」は環境依存文字
(C)原泰久/集英社・キングダム製作委員会