アメリカのバイオテクノロジー企業「バーブ・セラピューティクス」が7月、ニュージーランドに住む血中コレステロール濃度が極めて高い患者に治験用の遺伝子編集の薬「クリスパー」の一種を注射で投与した。肝細胞の一部を永久に編集できるそうで、バーブ社の医療責任者アンドリュー・ベリンガー医師は「世界中の何百万人もの動脈硬化性心血管疾患の患者に新しい選択肢をもたらす。1人目の投与は目的達成への大きな転換点だ」と話している。