【プレミアリーグ】マンチェスター・ユナイテッド3-1アーセナル(日本時間9月5日/オールド・トラッフォード)
足元に吸い付く完璧なトラップ。巧みに相手の逆を突いた鋭い反転。ゴールにはならなかったが、イングランド代表・サカのプレーは見る者の度肝を抜いた。しかし次の瞬間映し出された「ボロボロのソックス」がそれら全てを超えるインパクト。サカはなぜ、ボロボロのソックスを履いているのだろうか──。そこには意外なワケがあった。
1点ビハインドのアーセナルは52分、左サイドのブラジル代表FW・マルティネッリがゴール前に入れたクロスボールにサカが反応する。ゴールに背を向けた状態から左足、右太ももと使ってボールをコントロールし、左足でうまくコントロールしながら反転して密集地帯を突破。最後は右足でシュートを狙ったが惜しくもポストの左へと逸れた。
一連の動きについてABEMAで解説を務めた戸田和幸氏は「うまかったですね。よく見えていました」と称賛。コメント欄でも「ナイストライ!サカ」「惜しいなー」「どんどん打っていけ」とサカのプレーに盛り上がりを見せた。
しかしシュート後に倒れ込んだサカの映像に切り替わると、さっきまでのスーパープレーを忘れさせるほどのインパクトを放つ“あるもの”を映し出す。それはボロボロに破れたソックスだった。視聴者は「靴下ボロボロやん」「破れまくってるやん」」とサカの足元に総ツッコミ。さらには「ソックス自腹説」「アーセナルソックス自腹らしいな」「ソックスくらい買えよ」とネタにされる始末だった。
しかし、このボロボロの靴下にはちゃんとワケがある。実はサカだけではなくマルティネッリも穴の空いた靴下を着用しており、第5節のアストンヴィラ戦で話題となった。同試合を解説していた林陵平氏は「マルティネッリが靴下の後ろに少し穴を開けていて、結構やっている選手が多い。ソックスの圧力をあまり受けたくない」と、足への強い締め付けを嫌う選手たちが、ソックスに穴を開けて着用しているのだと明かした。
この穴あきソックスのおかげか、サカは60分に一時同点となるゴールを奪う。しかし、冨安健洋も途中出場したアーセナルは終盤に2失点を奪われ今季6試合目で初黒星を喫した。(ABEMA/プレミアリーグ)