今、注目のブレイク俳優が明かす恋愛観-。鈴鹿央士がABEMAオリジナルシリーズ恋愛番組『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』収録後に取材に応じた。
鈴鹿が登場するのは中間告白が終了した直後の5、6話。本番組では恋をしようとしない「“嘘つき”オオカミちゃん」が女性側に1人以上、「“嘘つき”オオカミくん」が男性側に1人以上潜んでいるという史上初のルールが導入されているが、鈴鹿に番組に参加することを想像してもらうと、「僕だったら好きになったらとにかく信じたいし、実際、信じ続けて突っ走ると思います」という言葉が返ってきた。
【動画】鈴鹿央士がゲスト出演した大波乱の『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』
みんながそれぞれの目標に向かって動き出している印象でした
――『オオカミ』のスタジオ収録に参加してどのような感想をお持ちになりましたか?
中間告白が終わって、3組がお互い好きな気持ちを確認し合い、一旦は成立したと思うんですけど、5〜6話ではそこからまたさらに動きがあった印象でした。やはり中間告白の結果が全てではないと見ていて感じましたね。中間告白で成功しなかった人たちが、ここからどう動いていくのかも気になっていたので、観ていて面白かったです。
――特に誰の動きが気になりましたか?
誰というより、中間告白という大事なイベントを挟んだ後だからこそ、素直にみんながそれぞれの目標に向かって動き出している印象でした。そんな中でメンバーの多くが言っていたことが「自分の方が気持ちが強くて、でも相手からのリアクションが薄くて辛い」ってこと。例えばももはちゃん(高鶴桃羽/19歳/バレリーナ)と、るいくん(大久保琉唯/18歳/K-1ファイター)は上手くいってるように見えるけど、ももはちゃんはそういった理由で落ち込んだりしていて。人間観察的な意味でも面白かったです。
▲中間告白後もなぜかスレ違うるい&ももは
――りおさん(高橋璃央/21歳/モデル・俳優)は『MEN'S NON-NO』専属モデルの後輩にあたりますね。
りおくんは1回しかお会いしたことはないんですけど、この番組を見て“りおくんってこういう人なんだな”ってわかったというか、照れている時の表情とかを見て“かわいい”って思いました(笑)。すごく良い反応をするなって。
▲鈴鹿の『MEN'S NON-NO』後輩・りお
――モデル仕事ではまず見ることができない表情ですもんね(笑)。
そうですね。『MEN'S NON-NO』はどうしても男だらけの世界になってしまうので、ああいう姿は新鮮です。
――一方、女子メンバーで気になる方はいらっしゃいました?
しおりちゃん(加藤栞/17歳/モデル)がりおくんに「気になっている」と仮面に書いて伝えたシーンは“ヤバい…!”と思いました(笑)。「好き」じゃなくて「気になってる」というワードのチョイスも程良いなって。あんなことを書かれたら、こっちも気になっちゃいますよ。
▲大きな反響を呼んだしおりのアプローチ
――最年少の17歳が健気に伝える姿も良いですよね。
確かに年齢の妙はあるかもしれないですね。例えば25歳の方が同じことしたら「テクニックだな」と考えてしまう、ひねくれた自分もいますけど(笑)、彼女が言うのであれば純粋に気持ちを伝えたかったんだろうなと思えるというか。
僕が好きになった人が「オオカミちゃん」だったら終わりですね(笑)
――この番組にご自身が出演した場合、どのように立ち振る舞うか想像してもらえませんか?
出演ですか? でも女子メンバーに必ず1人、オオカミちゃんが存在しているわけですよね……。僕だったら好きになったらとにかく相手のことを信じたいし、実際、信じ続けて突っ走ると思います。なので、僕が好きになった人が「オオカミちゃん」だったら終わりですね(笑)。
――あはは(笑)。一本筋な性格ということですね。
他が見えなくなってしまうと思います。なので、この番組にはあんまり向いてないんじゃないかな(笑)。例えば“共同作業をしましょう”となっても、好きになった人と2人でいたくなる性格というか。
――真っ直ぐですね。
時間が限られているので、2人で過ごせるチャンスがあるのなら、そこは2人で過ごしたいです。
――ご自身の青春時代と照らし合わせたこの番組の印象は?
高校生くらいになると周りは恋愛をしていたし、僕も恋をして振られたりしました。そういう思い出がありますけど、一方で『オオカミ』は学校とはまた違う、密な関係性をメンバーと一緒に築けていけて、そこは素直に羨ましいです。こういう時間を過ごす仲間はやっぱり特別な存在になると思いますし、バチバチの恋の駆け引きを繰り広げるからこそ、尚更そういう感情になるのかもしれませんね。
――鈴鹿さんとお話しする中で“穏やかな人”という印象を受けましたが、バチバチな恋の駆け引きは繰り広げられそうですか?
いえ、出来ないと思います(笑)。多分、三角関係になったら、僕のことは置いておいて、ほか2人が幸せならそれで良いです。でも言い換えると、まだ本気で“この人と一緒になりたい”と思える人に、出会ってないだけなのかもしれない。いつかは、そんな恋愛がしてみたいですね。
飯豊まりえと声優としてW主演、飯豊からもらったアドバイスとは?
――9月9日には声優として飯豊まりえさんと共にW主演を務めた劇場アニメ『夏へのトンネル、さよならの出口』が公開されました。声優初挑戦はいかがでしたか?
作品の中で自分が出来ることは声を出すことだけだったんですけど、喋り言葉がすべてではなくて、呼吸だったり、喉を使って出せるもの全てが演技になるという感覚が、すごく面白かったです。声帯をフル活用して頑張りました。
――普段の演技とは異なる苦労もあった?
誰かと対面しながら芝居をしているわけではなく、マイクに向かって演じなくてはいけないので、やはり普段とは違う感覚でした。最初はただ単にマイクに向かって演技をしていたんですけど、「もう少し遠くにいる人をイメージして話してみて」とディレクションが入り、声のボリュームを上げてみたんですけど、NGが出てしまって。
――なるほど。
そんな中で、飯豊さんが「意識をマイクの先に向けてみれば?」とアドバイスをくださったんです。そうしたらOKテイクになって。“なるほど、自分の意識や考えていることというのは声だけでも伝わるもんなんだな”と考えさせられたというか。ほかにも世間話をしたり、飯豊さんだったからこそ出てきた役・声というものがあったので、共演できたことが刺激になりました。ありがたかったです。
――今後の演技仕事に活かせる経験が積めたというか。
そうですね。声の出し方というものをここまで意識したことはなかったですし、演技する上で声って大事なんだなって。アフレコしてから1年くらいが経ちましたけど、これから壁にぶつかることがあったら、この作品で学んだことが解決に導いてくれる気がしています。
▲声優を務めた『夏へのトンネル、さよならの出口』
――2022年のブレイク俳優として注目を集めている鈴鹿さんですが、ファースト写真集(タイトル未定)が、今冬に発売される予定です。どういった作品になっていますか?
雑誌取材の中で撮り溜めたアザーカットと、写真集用に地元・岡山で撮影してきたものが収録されます。19歳の頃からの約3年間が凝縮した一冊になっていると思います。
▲今年発売のファースト写真集より
――そういう意味では、鈴鹿央士の足跡を辿る一冊になっているんですね。
19〜20歳の頃の自分を見ると、21歳になった今、やっぱり変化しているんだなと感じることができました。3年って長いようで、短かいし、でもすごく濃い日々を過ごしました。自分もさまざまな作品に参加させてもらって、日々目まぐるしく環境が変わり、思い出せない期間のこともあったんですけど、写真集を見ることで、当時の感情が蘇ってきました。自分が辿ってきた道のりを再確認できるアルバムのような作品になっています。鈴鹿央士としての物語が詰まっているので、ぜひたくさんの方に手にとって欲しいです。
鈴鹿央士がゲスト出演した『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』第5話、6話はABEMAにて配信中。
テキスト・取材:中山洋平、撮影:Mayuko Yamaguchi
『夏へのトンネル、さよならの出口』
鈴鹿央士、飯豊まりえ
原作:八目迷「夏へのトンネル、さよならの出口」(小学館「ガガガ文庫」刊) キャラクター原案・原作イラスト:くっか
監督・脚本:田口智久主題歌:「フィナーレ。」 eill (ポニーキャニオン)
配給:ポニーキャニオン 製作:映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員
公開:9月9日(金) 全国公開
配給:ポニーキャニオン
©2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会
■Pick Up
・『今日好き』小國舞羽さんのリアルな買い物事情
・『今日好き』メンバー集結!クスッと笑えるCM動画