人間関係のトラブル、サッカー部を無期限の除籍… 自分勝手だった前田大然、挫折からどのように復活したのか?
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ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。日本代表選手たちの素顔に迫る番組『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』(9月14日放送)において、前田大然が人生における挫折と、周囲の支えによって助けられた過去について語った。

小学生でサッカーを始めた前田は、当初からすでに圧倒的なスピードでゴールを量産。高校は地元大阪から、山梨学院付属高校へ進学した。

【映像】人間関係のトラブル、サッカー部を無期限除籍された過去

進学先を決めた理由について前田は「僕が小学校6年生のときに全国高校サッカー選手権を始めて見て。その決勝が山梨学院と青森山田で優勝したチームに行こうと思った。それで山梨学院が優勝したので、中学の3年間は『山梨学院に行くぞ』という思いでサッカーをしていた」と、小学生のころから決めていたことを明かした。

ところが入部して間もなく、前田は周囲との人間関係がうまくいかずサッカー部を無期限の除籍に。「部活内も(規律が)シビアになって厳しくなっていたので、そこでサッカーは1回辞めようと。自分を振り返ったときに、自分のことしか考えていなくて。相手のことだったり家族のこと、チームメイトのことを考えていなくて『自分さえよければいい』と行動していた。そのタイミングでサッカーができなくなって(除籍になった)1年間で『このままの自分じゃダメだ』と思った」と、若くして経験した挫折を振り返った、

その後、監督の勧めもあり社会人チームで練習を積んだ前田。その経験が心に変化をもたらしたという。

当時について前田は「社会人チームでやらせてもらったときは、周りが大人なので。そこで人生経験をたくさん積ませてもらった。背中で見せられたというか、謙虚に生きることを教えられた」と、感謝の言葉を送った。

また、サッカー部の除籍期間中にパン屋でアルバイトをしており、その店にも感謝しているという前田は「間違いなく周囲の支えがなかったら、僕はプロになれていないと思っている。それぐらいすごく大事な経験をさせてもらった」と、絆の大切さについて語った。


Photo:高橋学 Manabu Takahashi

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