自民党の萩生田政調会長が旧統一教会のイベントに参加した際の様子として報じた記事が事実と異なるとして、東京スポーツは12日、配信された記事を削除した上、お詫びと訂正をホームページに掲載した。
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川松真一朗都議はこれを引用し「間違った記事がSNSでバズって広がってしまったら、それを訂正するバズりは難しい」とツイートしたが、どうすれば反論は広められるのか。15日の『ABEMA Prime』では、EXITのりんたろー。、兼近大樹の2人が意見を述べた。
まずりんたろー。は「攻撃する対象とその攻撃を正当化する理由を見つけた時にバズになる。否定をバズらせるためには、“こんな間違え方をした。最低だ”というものをまた生み出さなければいけない。でも、これは悲しみと憎しみの連鎖だ」と指摘。
「僕たちみたいな表に出ている人は、本当に心を傷つけられてすり減らしているにもかかわらず、作られてしまった“事実”を否定できないのはヤバいんじゃないか。泣き寝入りして、黙ってることしかできない。本当にこれで大丈夫?」と疑問を呈する。
一方、兼近は「事実か事実じゃないかはどうでもよくて、攻撃ができる場所、攻撃性を感じられる場所に行きたいというか。バズること、もしくは人を踏み台にして自分の正当性を主張したかったり、承認欲求を満たしたいだけでしかないというのは、僕自身がここ4、5年で感じたことだ」とした上で、「大変なのは、正義だと思ってやっている人がいること。誰かが悪意を持って作った誤情報を、“本当だ”と思って言ってくる方もたくさんいる。僕と同じ意見なのに攻撃してきたりして、訂正のしようがない。こっちが発信したら誰かが入って来て、また誤情報が広まって、というのがあるから、むやみに発信もできない」と話す。
その上で、「理解できないことが起きた時に拒絶反応が出ると思うが、“なんでこんなことが起こるんだ?”と思ったら、まず背景を見る。それを僕はやる。悪意のある記事があっても、見る側が理解しようといろんな見方をすれば、ある程度つらい世界にはならないと思う」との考えを明かした。(『ABEMA Prime』より)
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