【プレミアリーグ】ウォルバーハンプトン0-3マンチェスター・シティ(日本時間9月17日/モリニュー・スタジアム)
世界最高の選手たちが織りなす流れるようなパスワーク。なかでもハーランド、デ・ブライネ、フォーデンの崩しは、相手を恐怖のどん底に突き落とす「悪魔のトライアングル」と呼ぶにふさわしい連動性だった。
【映像】守備組織を破壊するシティの悪魔のトライアングル
マンチェスター・シティが無慈悲な攻撃を見せたのは、2点リードで迎えた69分。右のワイドポジションでボールを受けたイングランド代表MFフォーデンの仕掛けから始まった。ボールはフォーデンから、インサイドのポジションをとったベルギー代表MFデ・ブライネを経由して、前線のノルウェー代表FWハーランドのもとへと渡る。
ボックス右でキープしたハーランドは、大外を回ってきたデ・ブライネの動きに合わせて絶妙なスピードとタイミングの縦パスを配球。待ってましたとばかりに、デ・ブライネはダイレクトでゴール前にクロスボールを入れると、最後は右の大外から一気に走り込んでいたフォーデンがすらして、ゴールネットを揺らした。
これには敵将・ラージ監督もお手上げ。交代の準備を進めていたが、試合の大勢を決する3点目を奪われたことで思わず戦術ボードを地面に叩きつけた。
時間にして10秒。わずか4本のパスを繋いで、3人の関係性だけでゴールを陥れた。解説を務めた林陵平氏は、特にデ・ブライネの最初のパスに注目。「ワンタッチでハーランドの背後に流す。本当にうまい」と手放しで賞賛した。さらにABEMAのコメント欄も「すごいパスワーク」「もう理解不能」「フォーデンの合わせがうまい」「デ・ブライネのクロスやばい」と大盛り上がりとなった。
3点を奪ったマンチェスター・Cは、その後も危なげない運びで試合をクローズ。勝ち点3を積み上げ、アーセナルを抜いて暫定で首位に立った。
(ABEMA/プレミアリーグ)