来年3月に6年ぶりに開催されるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に、日本を代表する捕手も、今から興奮気味だ。NPBのヤクルトで名捕手として活躍、後に監督も務めた古田敦也氏が、日本時間9月24日に行われたエンゼルス対ツインズの試合で、ABEMAの中継にゲスト解説として出演。エンゼルス大谷翔平投手が出場に意欲を示し、同僚のトラウト外野手がアメリカ代表の主将を務めることについて「めちゃくちゃ楽しみです。大谷、ダルビッシュが出てくれるのかとか、日本的にもいろいろありますが、アメリカのメンバーですよ。今度が最強です」と、野手だけでもMVP獲得経験がある選手がぞろぞろいるアメリカ代表に注目した。
WBCは2006年に第1回大会が行われ、日本代表が記念すべき初の王者になると、第2回大会も連覇。国の誇りをかけた戦いで世界の頂点に立ち、日本でも大注目の大会となった。ただ第3回、第4回とベスト4に留まり、2017年以来6年ぶりの開催となる第5回では、3大会ぶりの優勝を目指す。
オリンピックにはMLBの主力級選手が出場しないことも多く、野球ファンにとってはWBCの方が“真の世界一決定戦”という認識も強い中、シーズン中からMLBの有名選手たちが次々と参加を表明。中でもトラウトは、アメリカ代表の主将を務めると公表されると、本人からの声がけもあってか、次々と超一流のスター選手たちが続き、既に野手だけでもアメリカ史上最強チームが完成するのでは、と前評判が高い。
古田氏は、トラウトに始まりフィリーズのハーパー、ドジャースのベッツなど、外野手だけでもシーズンMVP獲得経験者がごろごろといる状況に「今言われているメンバーはMVPばかりで、野手はえらいことになっています。外野手だけでお腹いっぱい。ピッチャーはどうやって投げるんですかね。僕がキャッチャーだったら嫌ですよ(苦笑)。一難去ってまた一難みたいなんで」と、捕手目線で“お手上げ”といったコメントだった。なお、アメリカ代表は現在、野手のみのメンバーが発表されており、投手は未定になっている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)



