将棋の順位戦B級1組6回戦が9月29日に行われ、羽生善治九段(52)と澤田真吾七段(30)が午前10時から対局を開始した。今期の順位戦は両者ともに2勝2敗。6回戦を制するのはどちらか、大きな注目が集まっている。
羽生九段は1985年12月に四段昇段。竜王戦は1組(1組以上:33期)。タイトル通算99期、棋戦優勝45回など数々の歴代最多記録を保持し、唯一の七冠独占、永世七冠も達成している。名人9期を含め、29期在籍した順位戦のA級から陥落。今期は30年ぶりとなるB級1組に戦いの舞台を移し、6月16日に行われたB級1組開幕戦で公式戦通算1500勝を挙げた。これまでに山崎隆之八段(41)、佐々木勇気七段(28)に勝利、久保利明九段(47)、三浦弘行九段(48)に敗れている。
澤田七段は、2009年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組:1期)、順位戦B級1組。通算成績は500局を超え勝率6割台を維持。昨年度の第80期順位戦はB級2組を舞台に戦い、9勝1敗の好成績を挙げてB級1組への昇級を果たした。これまでに、佐々木七段と屋敷伸之九段(50)に連勝、山崎八段、近藤誠也七段(26)に連敗し2勝2敗で本局を迎えた。
両者の過去の対戦成績は羽生九段の2戦2勝。直近の対戦は2022年5月の王位リーグ白組での対局だった。本局ではどのような作戦、構想が披露されるか。持ち時間は各6時間で、先手番は澤田七段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)