【プレミアリーグ】リヴァプール3 - 3ブライトン(日本時間10月1日/アンフィールド)
ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫が、2022-23シーズンのイングリッシュ・プレミアリーグ第9節、アウェイのリヴァプール戦に後半25分から途中出場。プレミア移籍後、そして今季初となるファン待望の初アシストこそ公式記録では記録されなかったが、貴重な同点弾&ライバル・トロサールのハットトリックを見事にお膳立て。新体制でのリスタートとなる節目の試合で、欧州遠征での鮮烈ゴールの勢いそのままに、スタメン出場に向けていきなりの猛アピールだ。
ブライトンは、2-3と1点ビハインドで迎えた82分、左サイドから攻め込むと、三笘が裏へと抜け出して味方からのパスを受けると、これをダイレクトで中央へ送り、これをトロサールが決めて、貴重な同点弾をお膳立てした。なお、トロサールはこのゴールでハットトリックを達成した。
グレアム・ポッター前監督がチェルシーへ引き抜かれたことを受け、イタリア人の新監督であるロベルト・デ・ゼルビ氏のもとで新たなスタートを切ったブライトン。インターナショナルウィーク前のリーグ戦2試合が延期となったことを受け、チームとしてはおよそ4週間ぶりの試合となる。
これまでのリーグ戦で三笘は、いずれも先発の機会はなく途中での出場。しかし、随所で持ち味の切れ味鋭いドリブルを披露するなど、存在感を見せてきた。先月の日本代表欧州遠征では、23日にドイツ・デュッセルドルフで行われたアメリカ代表との国際親善試合に後半23分、堂安律(フライブルク)に代わって途中出場。終了間際の後半43分に左サイドから鋭くドリブルで切り込んで2点目となる追加点を挙げるなど好調を維持。そんな中で生まれたビッグプレーは、ブライトンはもちろん、W杯日本代表に向けても強烈なアピールになる。
2020年にJ1の川崎フロンターレに入団した三笘は、2021年8月にブライトンへの移籍が発表された。しかしA代表での出場経験がないことから、イギリスでの労働許可証が発給されず、同年9月にベルギーのユニオン・サン=ジロワーズに加入。ジュピラー・プロ・リーグでは、21試合5ゴール4アシストの記録を残し、今季からブライトンに復帰。
日本代表としてはこれまで、2021年に行われた東京2020オリンピックのメンバーに選出され、ベスト4に貢献。同年11月に行われた2022 FIFAワールドカップ・アジア3次予選のオマーン戦でフル代表デビューを果たすと、決勝点となる伊東純也のゴールをアシスト。さらに2022年3月に行われたアウェイのオーストラリア戦では、途中出場から決勝ゴールを含む2得点をマーク。日本代表として9試合5ゴールを挙げている。(ABEMA/プレミアリーグ)
写真/アフロ