【プレミアリーグ】リヴァプール3-3ブライトン(日本時間10月1日/アンフィールド)
ブライトンに所属する日本代表・三笘薫がチームの流れを変える圧巻のパフォーマンスで魅了した。途中出場を果たした三笘は、短時間で相手を抜き去りあわやゴールというチャンスを2回も演出。W杯レベルの屈強なDFを切り裂くプレーにはファンも大興奮だった。
今節からデ・ゼルビ新監督が指揮を執るなかで、三笘の出番は後半に訪れた。64分から“定位置”左サイドで起用されると、チームは幾度となく三笘へとパスを送っていく。
まずは72分のシーンだ。左サイドでパスを受け、イングランド代表DFアレクサンダー・アーノルドと対峙すると、タッチラインを背にボールを転がしながら前進しつつ、間合いを図る。次の瞬間、一気にスピードアップしてアーノルドを完璧に置き去りにすると、さらに迫り来るモハメド・サラーをダブルタッチでかわして中央へとクロス。惜しくも、中で待つ元イングランド代表・ウェルベックには届かなかったものの決定的な場面を演出した。
続いては73分のシーンだ。左サイドで持った三笘は、再びアーノルドと対峙すると、今度はさらに左を上がって行く味方へのシンプルなパスを選択。そこから中央に渡ったボールをウェルベックがヘディングでシュートし、相手ゴールを脅かした。一つ前のプレーでアーノルドへの脅威を示していたシーンが布石となったプレーだった。
2-3と1点を追うなかで示した三笘のプレーを受け、ABEMAの解説・林陵平氏も「三笘が起点になっている。チームメイトがかなり預けてくれている」と語ったように、チームはこの時間帯、三笘を軸に流れを呼び込み、いくつものチャンスを演出していた。
これには試合を見守った視聴者も大興奮。「三笘すげえええええええ」「三笘おしい!」「完全に起点になってる!」とコメント欄には三笘を絶賛する数々の言葉が並んだ。
試合はその後の83分、三笘が同じく左サイドから中央に送ったボールを、トロサールが決めてブライトンが同点に。残念ながら公式記録に「アシスト」がつかなかったものの、試合を通してハイパフォーマンスを示し、チームの劇的な同点劇に大きく貢献した。
(ABEMA/プレミアリーグ)