【プレミアリーグ】アーセナル3-2リヴァプール(日本時間10月10日/エミレーツ・スタジアム)
まるで格闘技を見ているかのような衝撃的なKOシーンだった。前のめりになってヒザからピッチ上に崩れ落ちる姿を見た選手や主審が「ドクター!早く!」と大慌てのジェスチャー。誰もが「これはやばい」と思った瞬間にスタジアムが一時騒然とする一幕があった。
問題のシーンは2-2で迎えた57分に起こった。アーセナルは右サイドでFKを獲得するも、このチャンスを得点に繋げられず。こぼれ球を奪いにいったノルウェー代表MFウーデゴールが、リヴァプールのポルトガル代表FWジョタとの接触でピッチに倒れた。
そのままプレーが続けられると、再びこぼれたボールに反応したのがブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス。しかし、ボールを拾って攻め込もうとした次の瞬間、ディフェンスに入ったギリシャ代表DFツィミカスと交錯して、ヒザから崩れるようにピッチに倒れ込んだ。
すぐさまプレーは止められ、選手が集まってくる。それ自体はいつもと変わらない光景だが、何やら様子がおかしい。イングランド代表MFサカは、ベンチに向かって「ドクター!早く!」のジェスチャー。そこにはうつ伏せで倒れたままとなっているジェズスの姿が映し出されていた。
リプレイ映像で見てみると、ツィミカスのヒジがジェズスの顔面を直撃。そのまま意識を失ったかのように、崩れ落ちる衝撃的な映像が流れた。この場面にABEMAの視聴者もすぐに反応。「ジェズス大丈夫か?」「これはかなり痛い」「格闘技やん」「かなり心配だ」などの声が集まった。
心配そうにジェズスを見守る選手たち。最終的には自力で起き上がり、当事者であるツィミカスと抱擁。復帰したジェズスは、後半アディショナルタイムに交代を告げられるまでプレーを続行した。
なおアーセナルは76分にサカが決めたPKが決勝点となり、リヴァプールとの接戦をものにしている。
(ABEMA/プレミアリーグ)