【プレミアリーグ】アーセナル3-2リヴァプール(日本時間10月10日/エミレーツ・スタジアム)
日本代表DF冨安健洋が見せた“ベルベットパス”が注目を集めている。惜しくもオフサイドになってしまったが、ブラジル代表FWマルティネッリへと出された高精度パスにファンが歓喜する場面があった。
リヴァプールとのビッグマッチを迎えたアーセナル。冨安は9試合目にして今季初となるスタメン出場を果たすと、本来の右サイドバックではなく左サイドバックとして起用された。
すると守備では、リヴァプールのキーマンであるエジプト代表FWサラーを封殺し、攻撃では得意の高精度パスからビルドアップに貢献。迎えた49分、左サイドのハーフウェーライン付近でボールをもらうと、相手のプレスを受けながらも左足で柔らかなパスを前線へと配球した。
その球筋は元日本代表MF小野伸二を彷彿させる“ベルベットパス”そのもの。マルティネッリの飛び出しがわずかに早くオフサイドとなったが、ABEMAのコメント欄には「左足だぞ…」「左足であのキック!」と冨安の美しいパスを称えるコメントが溢れた。
さらに解説を務めた林陵平氏も「素晴らしいですよね。逆足の左足であそこの背後に届けることができる」と精度の高いパスを称賛した。
守備的なポジションであればどこでもこなせるユーティリティ性をもつ冨安。それを可能としているのは、両足を器用に使える点であることは間違いない。この日も左サイドバックとして高い能力を発揮しただけに、再びアーセナルでスタメンとして起用される機会が増えそうだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)