「RISE WORLD SERIES 2022」(10月15日、東京・大田区総合体育館)のメインイベントで行われたスーパーフライ級(-53kg)タイトルマッチで、同級1位の風音(TEAM TEPPEN)を判定で破り、初防衛に成功した王者・大崎一貴(OISHI GYM)。 過去、RISEでは負け無しということもあり、下馬評通りの結果になったかと思いきや、大崎本人は忸怩たる思いを抱えていた。
 昨年行われたRISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント1回戦で石井一成を破ったものの、負傷により準決勝を欠場。“ダークホース”のような立場だった風音はそこから優勝まで一気に駆け上り一躍“シンデレラボーイ”に。さらに、今年4月には那須川天心のRISEラストマッチの相手を務めるなど、王者としては受け入れがたい状況が続いていた。そんなストーリーがありながらの一戦。試合後、大崎は言葉を選ぶように感想を語ってくれた。