将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が10月21日、第35期竜王戦七番勝負第2局で、広瀬章人八段(35)と対局を行っている。本局は、第1局で黒星発進を喫した藤井竜王の先手番。角換わりの戦型ながら、広瀬八段が新趣向を見せた珍しい進行となっている。
初防衛を目指す藤井竜王と、4期ぶりの奪還を狙う広瀬竜王が激突するシリーズ。開幕局は、挑戦者の広瀬八段が快勝で好発進を遂げた。藤井竜王にとっては、まずはこの第2局で星を返したいところだ。本局は先手番の藤井竜王が角換わりを目指したところで、広瀬八段が角を三段目に上がる新趣向を披露した。
後手は早繰り銀を目指す「3三金型早繰り銀」の作戦で、昨年度の第49回将棋大賞で升田幸三賞に選ばれている。ABEMAの中継に出演した遠山雄亮六段(42)は、「変則的な角換わり。広瀬さんから注文を付ける指し方をするのは非常に珍しく、新スタイルを見せている」と解説した。
藤井竜王は持ち時間を消費しながら、慎重に広瀬八段の狙いを探っている。持ち時間は各8時間の2日制。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太竜王 精進御膳
広瀬章人八段 御室桜御膳
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太竜王 4時間46分(消費2時間14分)
広瀬章人八段 7時間12分(消費48分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)