アニメ「ブルーロック」糸師冴の声優・年齢・身長などのプロフィール、弟・凛との確執も解説

　世界一のストライカーを目指し、生き残りをかけて高校生たちが競い合う異色のサッカーアニメ「ブルーロック」の放送が、2022年10月から始まりました。原作は、2021年5月に第45回講談社賞を受賞し、累計発行部数4,000万部を突破した人気漫画「ブルーロック」です。

　この記事では、「ブルーロック」で主人公の潔世一（いさぎ よいち）のライバルの1人として登場する糸師凛（いとし りん）の兄で、天才プレイヤーとしても名高い糸師冴（いとし さえ）について解説。その性格や経歴、登場回も考察しています。

アニメ「ブルーロック」とは

　アニメ「ブルーロック」は、「週刊少年マガジン」にて連載中の漫画「ブルーロック」を原作とした作品です。2022年10月8日深夜1:30から、テレビ朝日系列24局全国ネットの“NUMAnimation枠”にて放送されました。漫画の原作は「神様の言うとおり」の原作でも知られる金城宗幸氏、作画はノ村優介氏が手掛けています。

　物語は、サッカー日本代表がワールドカップをベスト16で終えた2018年から始まります。日本をワールドカップ優勝に導くストライカーを育てるために、日本フットボール連合は「ブルーロック（青い監獄）プロジェクト」を始動。それは、全国から300人の高校生フォワードを選抜し、チームプレイよりも“エゴイズム”を追求するたった1人のストライカーを育てるべく競わせるというものでした。選手たちは、脱落したらブルーロックから立ち去るだけでなく、二度と日本代表に選ばれないという極限の状態で試練に挑み続けます。

　冴は、アニメ1期第2話で初登場したキャラクターです。「ブルーロック（青い監獄）プロジェクト」には参加していませんが、海外で活躍していた天才プレイヤーとして、参加者に大きく影響を与える存在です。2024年10月から放送の2期「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」では、日本代表チームの1人として登場します。

アニメ「ブルーロック」糸師冴の基本情報！声優や身長などを紹介

　冴は、スペインの「レ・アール」下部組織で活躍していたこともあり、日本サッカーを見下しているうえに、それを隠そうともしない不遜な性格です。初登場したアニメ第2話（原作では第4話）でも、日本メディアの取材中、国内チームでプレーする可能性を聞かれ「死んでも嫌っすね」と答えています。

▶プレスに毒を吐きまくる冴 2話

糸師冴の基本情報【プロフィール】

■誕生日　10月10日
■年齢　18歳(高校3年生) 
■出身地　神奈川県(鎌倉市)
■家族構成　父·母·自分·弟
■身長　180cm
■足のサイズ　26.5cm
■血液型　A型
■BL入寮前の所属チーム　レ・アール下部組織
■利き足　左利き
■好きな選手　アルバロ・レコバ(ピッチに虹をかける、左利きの独創者)
■サッカーを始めた歳　1歳（気がついたらサッカーしてた）
■二つ名的なもの　日本の至宝
■自分が思う自分の長所　物事をフラットにとらえられる所(ドライってよく言われるが知らねぇ)
■自分が思う自分の短所　サッカー以外知らない所(こんな生き方やめとけよお前ら)
■好きな食べ物　塩こぶ茶（0の自分に戻れるから）
■嫌いな食べ物　フライドポテト（死ぬほど美味いけど、死ぬほど身体に悪いと思ってる）
■BESTごはんのお供　塩こんぶ（スペインには無いから実家から送ってもらってる）
■趣味　サッカー選手、チームのデータ分析（全てが数字として可視化されてるのが心地いい）
■好きな季節　夏の終わり（なんか世界中が寂しくなった気がするから）
■好きなテレビ番組　『ちびまる子ちゃん』（実家を思い出すから）
■好きな音楽　tofubeats『水星（feat.仮谷せいら）』（これを聴いてクールダウン）
■好きな映画　『タクシードライバー』（このデ・ニーロが一番かっこいい）
■好きな漫画　『ゲゲゲの鬼太郎』
■キャラカラー　小豆色
■好きな動物　カモメ（ひとところに留まらない渡り鳥が好き）
■好きなブランド　俺についてるスポンサー全部だ（俺に賭ける企業の眼に狂いは無い）
■得意科目　サッカーばっかで授業もともに聞いてねぇから知らねぇ（通信簿見たコトねぇ）
■何フェチ　尻フェチ（アスリートの能力は尻の形で理解（わか）る）
■されたら喜ぶこと　俺の想像を超えたプレー
■されたら悲しむこと　日本サッカーを背負わされるコト（お前たのコトを言ってんだよ）
■初めて告白されたエピソード　どれが初めてなんて覚えてねぇよタコ
■昨年のバレンタインチョコ数　2000個ぐらい（マネージャーがそう言ってた）
■睡眠時間　8時間（7h＋昼寝1h）
■お風呂で最初にどこから洗うか　前髪の生え際　
■きのこ派orたけのこ派　その時の気分
■最近泣いたこと　教えるかバカ
■サンタからのクリスマスプレゼントを何歳までもらっていたか　10歳
■サンタからのクリスマスプレゼントに何を要求したか　未だ見ぬ自分の才能
■地球最後の日に何をするか　世界一のストライカーに世界一のパスを出す
■1億円もらったら何をするか　興味ねぇよ。そんな端金
■休日の過ごし方　海を眺める
（出典：「ブルーロック」公式キャラクターブックEGOIST　BIBLE）

　髪の色と髪型が違うので、弟の凛と印象は異なりますが、やや憂いのある目元や意志の強そうな口元は似ています。凜に比べると身長が低く、体もひとまわり小さいプレイヤー。弟の凛が16歳で身長186cmであるのに対し、冴は18歳で身長は180cmです。

　原作公式サイトによると、運動後は肌の保湿を欠かさないとのこと。

▶シャワー後に保湿する冴 33話

糸師冴の基本情報【声優】

　冴の声を演じるのは、声優の櫻井孝弘（さくらい たかひろ）さんです。代表作としては、「鬼滅の刃」の冨岡義勇役、「呪術廻戦」の夏油傑役などがあります。弟の凛の声優・内山昂輝（うちやま こうき）さんとは、以前も「ハイキュー!!」にて兄弟役を演じており、月島蛍を内山さん、その兄の月島明光を櫻井さんが担当しました。

　櫻井さんは、イラストも得意です。枢木スザク役を演じた「コードギアス 反逆のルルーシュR2」の最終話では、原画スタッフとしてもクレジットに名前が載るといった、多彩な活躍を見せています。

　2024年9月24日には、アニメ2期「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」放送開始までのカウントダウンメッセージが公開されました。

アニメ「ブルーロック」糸師冴は作中トップクラスの天才プレイヤー

　冴は、「PIFA」が選出した新世代世界11傑（ワールドベストイレブン）にも名を連ねるように、世界に認められた天才プレイヤーです。幼い頃にスペインへ渡り、ミッドフィルダーとして活躍していました。ですが18歳未満の海外選手とプロ契約を禁止するという規定によって、スペインクラブチームでプレーをすることが一時かなわなくなり、日本に帰国します。

　将来的には日本代表での活躍を期待されて、帰国したタイミングでメディアの取材を受けますが、日本でのプレーには「全く興味ない」「ＣＬ（チャンピオンズリーグ）で優勝するのが俺の夢」と言い切り、日本サッカーを見下していました。

　「この国には俺のパスを受けられるFW（ヤツ）がいない」とスペインに戻ろうとしていたときに、偶然「ブルーロック（青い監獄）プロジェクト」の記者会見を目にします。世界に通用するストライカーを育てようとするブルーロックプロジェクトに興味を覚え、日本に滞在することを決めました。

▶天才らしい不遜な態度… 2話
▶会長・監督の前でも毒舌の冴 28話

U-20日本代表戦における糸師冴の活躍は？

　アニメ2期で、三次選考を経てブルーロックチームはU-20日本代表との試合を行うことになりました。これは単なる練習試合ではなく、U-20日本代表の座をかけて戦うと同時に、負ければブルーロックの消滅という大一番でした。この試合で、冴はU-20日本代表に初招集されます。

　冴は試合開始早々に鋭いパスを供給し、自らスーパーゴールを決めるなど、圧倒的な技術を見せつけます。ドリブルでも潔や凛の守備を華麗にかいくぐり、守備では相手のポジショニングを的確に読んでチャンスを潰すなど、すべてにおいて質の高いプレーで周りを圧倒しました。

▶糸師冴、士道に「俺のために暴れろ」 29話
▶激ムズキックでスーパーゴール 31話
▶冴vs凛の兄弟対決、前半は冴の勝利 32話

弟・糸師凛との確執とは？

　冴と凛は兄弟です。しかし、冴が登場する第2話では、メディアのインタビューを受けて日本サッカーを見下した発言をしているだけで、弟については一切触れられません。

　一方弟の凜は、第12話（原作第44話）にて主人公の潔たちの前で兄に対する感情をあらわにしています。「糸師冴を潰すことが俺のサッカーの全てだ」と暗い瞳で言い切る凜を見て、潔は凜が有名な天才ミッドフィルダー・糸師冴の弟であることを知り、その闇を感じ取りました。このシーンでは、凜は兄に対する敵意をむき出しにするだけで、その理由までは語りませんが、二人の間に確執があることを匂わせました。

　また第23話で、1人でヨガをする凛のところに訪れた潔に「お前って兄ちゃんと仲悪いの？」と聞かれ、「俺が勝ちゃ解決するだけの不自由で良好な関係だ」と答えています。

▶エゴい発言連発の糸師弟 12話
▶一瞬回想される、過去の糸師兄弟 23話

　冴と凛の確執の理由が明らかになるのは、第33話（原作第123～125話）です。凛は幼少期から天才と注目されていた冴にあこがれ、一緒に世界一のストライカーになることを夢見てサッカーをしていました。しかし、スペインから帰ってきた冴がストライカーではなく世界一のミッドフィルダーになると言ったことで、ふたりの仲に亀裂が入ります。

　さらに凛は冴の実力を見せつけられ、冴とサッカーをやることだけがすべてだった自分を否定された結果、冴に強い恨みを持つようになりました。凛はそれ以来、冴を打ち負かし、その夢を壊すためにサッカーをするようになりました。そして迎えたU-20日本代表戦にて、兄弟は直接対決に至ります。

▶エースナンバーで入場する糸師兄弟 30話
▶冴vs凛の兄弟対決、前半は冴の勝利 32話
▶とても面倒見のよい兄だった冴 33話

アニメ「ブルーロック」糸師冴の初登場はいつ？登場回は多い？

　冴が初めて登場するのは第2話です。ブルーロックでは入寮テストが終わり、一次選考が始まろうとしていた頃に、スペインから帰国した冴が「サッカージャーナル」の取材を受けていました。この取材の帰りに偶然「ブルーロック（青い監獄）プロジェクト」の記者会見を見かけて興味を持ちますが、このときは弟が参加していることは知りません。

　アニメ「ブルーロック」は2クール24回の放送で、原作10巻にあたる二次選考突破メンバー発表までが描かれました。原作では1巻の最後である第4話で登場後、二次選考が終わるまでに冴の登場はないので、アニメ1期で登場するのは第2話だけとなりました。ただし、上述のとおり弟の凛が二次選考中に兄との確執を匂わせる回想シーン、また最終話24話でU-20日本代表に冴が初招集されたとのアナウンスの際にビジュアルが写されるシーンがありました。

▶プレスに毒を吐きまくる冴の初登場 2話
▶U-20日本代表に召集された冴 24話

まとめ

　冴は、スペインで活躍する天才プレイヤーにして、ブルーロックに参加している凛の兄です。原作における弟の凛の言動から、兄弟間には確執があることがうかがえます。

　アニメ1期では登場回数が少ないものの、凜に多大な影響を与えた人物であることは確かであり、今後の活躍に期待したいところです。「ブルーロック（青い監獄）プロジェクト」の外側にも、冴のような天才プレイヤーがいて、参加者との関わりがあるということを感じながら、放送を楽しみましょう。

(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社／「ブルーロック」製作委員会

アニメ『ブルーロック』放送回一覧（動画リンクつき）

話数	サブタイ（タップで動画へ）	見どころ
1	夢	絵心（cv神谷浩史）のエゴい演説
2	かいぶつ	アンリちゃんのアツさと胆力
3	サッカーの0	蜂楽フルティン！
4	予感と直感	國神、照れる！
5	生まれ変わるのは	蜂楽の「あーん」
6	ごめん	チームZを襲う裏切り…！
7	滾り	千切の目覚め！
8	成功(ゴール)の方程式	凪と玲王の出会い
9	覚醒	蜂楽の超絶テクの数々！
10	このままで	久遠の心が動いた…！
11	最後の欠片(ピース)	白熱の長尺アバン
12	二次選考(セレクション)	新キャラが濃すぎる
13	TOP3	圧倒的な強さの凛…
14	天才と凡才	成早の強かさが光る
15	喰	成早一家、声優がすごい
16	三者融合（トライ・セッション）	お風呂回だー!!
17	ヘタクソ	俺様が過ぎる馬狼
18	主役の座（ステージ）	おかえり、キング
19	Dancing Boy	蜂楽の過去が描かれる
20	超連動	凪が止まらない…！
21	俺がいない	読み合いが加速する！
22	声	蜂楽を「信じた」のは…
23	LUCK	「世界」との戦い！
24	時は来たり	行くぞ、才能の原石ども
25	適性試験(トライアウト)	個性的すぎるTOP6＆レギュラー選抜開始
26	殺し屋と忍者	國神を沈めた士道、驚異のサッカー能力
27	感じる世界	凛・士道を超越する潔のゴール
28	カメレオン	覚醒の玲王「“器用大富豪”と呼べ」
29	FLOW	糸師冴が士道に「俺のために暴れろ」
30	大舞台	日本中が注目する一戦、キックオフ
31	糸師冴	凪の激アツ同点ゴール
32	青の遺伝子	凛、逆転ゴールにガッツポーズ
33	ナイトスノウ	糸師兄弟の“過去”が明らかに
34	交代劇	“天才と悪魔の狂宴”士道が同点ゴール
35	教えた感情（コト）	場をかき乱す“ジョーカー”馬狼「潔狩りだ」

 ・無料でみられる「ブルーロック」エピソード・見逃し配信一覧

■『ブルーロック』まとめ・最新情報一覧

出演声優がMCを担当！『声優と夜あそび』

・ジュリアン・ロキ役の下野紘さんが火曜MCを担当『声優と夜あそび2023』
・二子一揮役・花江夏樹さんが木曜MCを担当『声優と夜あそび2023』
・我牙丸吟役・仲村宗悟さんが繋MCを担当『声優と夜あそび2023』

「ブルーロック」原作漫画

  ・TVアニメ『ブルーロック』公式サイト