将棋の第35期竜王戦七番勝負第3局は、10月29日に2日目を迎え、広瀬章人八段(35)が前日に封じた73手目が開封され、午前9時頃に藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)の手番で対局が再開された。
【中継】第35期 竜王戦 七番勝負 第三局 2日目 藤井聡太竜王 対 広瀬章人八段
初防衛を目指す藤井竜王に、4期ぶりのタイトル奪還を狙う広瀬八段が挑むシリーズ。互いに1勝1敗で迎えた本局は、広瀬八段の先手番でシリーズ初の「相掛かり」が志向された。第1局、2局ともに広瀬八段の作戦が注目されているが、本局でも挑戦者が藤井竜王の攻めを誘う進行となっている。
広瀬八段の封じ手は、端歩を突く一手だった。ABEMAの中継に出演した長谷部浩平五段(28)は、「一番強い手を選んだと思う」とコメントした。
ABEMAの「SHOGI AI」はわずかに広瀬八段側に傾いており、このままリードを押し広げるか、持ち時間を多く消費している藤井竜王がどこから巻き返すか、注目だ。持ち時間は各8時間の2日制。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)