残り0秒、左フックが“交錯”の衝撃KO 担架投入で退場の敗者に「勇敢だった」健闘を称える声
【映像】左フックが“交錯”の衝撃KO
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「相手を倒す」強い意志を感じる両者バチバチの攻防は、残り0秒、左フックと左フックが交錯する劇的KO決着で幕切れ。リスクを負った激しい打ち合いの末、壮絶に散った敗者に対して「捨て身の心意気が勇敢だった」と称賛の声が上がった。

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 10月28日に後楽園ホールで開催された「Krush.142」。山本陸(K-1ジム総本部チームペガサス)と寺島想(AX GYM)の対戦は試合終了と同時にKOでの劇的な幕切れとなった。両者リスクを恐れない壮絶な戦いぶりに「今のところ今日のベストバウト」「倒しに行く団体の試合はおもしろい」といったコメントが並んだ。

残り0秒、左フックが“交錯”の衝撃KO 担架投入で退場の敗者に「勇敢だった」健闘を称える声
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 両者ともに2022年Krushデビュー。寺島はK-1カレッジ2020(-60kg)王者を経て2連勝、デビュー戦では16秒のKO葬を演じるなど強烈なインパクトを残した。対する山本はK−1アマチュア全日本大会で優勝するなど、有望株。ここまで無敗同士の対戦だ。

 1ラウンドから両者譲らない攻防。すると開始30秒、山本が左フック、右ストレートとまとめてダウンを奪う。出合い頭の一撃に効いた様子の寺島だが、持ちなおし左ジャブで山本をグラつかせるなど反撃を見せる。

 2ラウンド、寺島がロー、前蹴り、三日月、ハイと多彩な蹴りで反撃。一方の山本は重いストレート、フックと一発狙いの様相。お互いが距離を見極めながら見応えある駆け引きでこのラウンドを終える。

 勝負の最終3ラウンド。蹴りから組み立てる寺島と、豪腕を振るう山本の対象的な駆け引き。すると残り1分、ここまで手を止めなかった両者が一瞬動きを止めて睨み合う。相手を仕留める意志がヒシヒシと感じられる。残り15秒、右の連打の山本、ミドルの寺島。

 試合終了か…と思われた次の瞬間、連打で前へ出た寺島が放った左フックに合わせるように山本が左フックで見事な迎撃。寺島は頭をマットに強打し、大の字でダウン。試合終了ジャストのノックアウト、3分2秒と試合時間からはみ出るギリギリのKO劇に視聴者も騒然となった。

 ダウンした寺島は担架で運ばれ退場となったが、最後まで試合を諦めずリスクを覚悟で打ち合った姿に「捨て身の心意気が勇敢だった」「寺島が前に出たからこその結果」と称賛の声が多数寄せられた。とはいえ、重々しい状況に心配の声も上がったが、寺島は試合後に自身のSNSで「負けました 応援してくれた方、サポートしてくれた方、みんなに勝った姿を見せたかったです」と悔しさをにじませつつも「絶対に這い上がります。もう負けません」と無事を報告。さらに力強く再起を誓った。

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3連続“秒殺”KO負け! 珍記録に場内騒然 「秒殺職人」「見た目は強そうなのに…」驚きとツッコミの声殺到
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【映像】30秒、衝撃の秒殺KO
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