「川越刑務所」と「慶応大学」……と“陰と陽”のエリート対決は、プライドを乗せたパンチの応酬によって白熱した試合となった。
総合格闘家の朝倉未来がプロデューサーを務める1分1ラウンド『喧嘩道 presents BreakingDown6』(11月3日、都内某所)の第11試合フェザー級ワンマッチで、元モーニング娘。後藤真希の弟、後藤祐樹と、人気YouTuber「えびすじゃっぷ」のたくが対戦。2度の延長戦を経て、後藤祐樹が5-0の判定勝ちを収めた。
ゴングが鳴り始めると同時に、バチバチの殴り合いに発展。まず、“格闘技未経験”というたくが、格闘技経験2年の後藤祐樹からパンチでダウンで奪う。このまま優勢に持ち込むか……と思ったものの、後藤祐樹も負けじとパンチでたくからダウンを奪う。
互いに見せ場を作ったが、最初の判定はドロー、30秒間の延長戦に突入。そこでも再び蹴りはナシのパンチの打ちあいに。たくの、鍛え抜かれた肉体から放たれるパンチに、解説からも「(パンチの)回転力が良い!」との声が飛ぶ。
だがどちらも決め手はなく、再び延長戦に突入。そこで、経験に勝る後藤祐樹が、右のフックで優勢に進め、5-0の判定勝ち。マイクを持った後藤は、「いままでブレイキングダウンにはたくさんのチャンスを貰ってきました。今回が出場最後になります。応援ありがとうございます」と、謙虚に試合を締めくくっていた。