大谷翔平、2年連続で選手間投票でのメジャーMVPはならず ア・リーグ新記録62本塁打のジャッジが受賞
番組をみる »

 メジャーリーグの選手間投票による年間最優秀選手が11月4日(日本時間5日)に発表され、ア・リーグ新記録となる62本塁打を放ったヤンキースのジャッジ内野手が選ばれた。投打二刀流で大活躍したエンゼルス・大谷翔平投手もファイナリストになっていたが、惜しくも2年連続での受賞とはならなかった。

【映像】大谷翔平、今季放った全34本塁打

 10月27日(同28日)に発表されたファイナリストには大谷、ジャッジに加えナ・リーグで打撃3部門で活躍したカージナルスのゴールドシュミットが残っていた。大谷は投手として15勝、打者として34本塁打を放つなど、メジャー史に残る投打二刀流での大活躍を見せた。それでもシーズン前半からメジャー記録に迫るペースで本塁打を量産したジャッジは、最終盤にア・リーグ新記録となる62本塁打を放つと、131打点はメジャートップタイ、打率.311はア・リーグ2位と、あと少しでリーグの打撃三冠に輝くところだった。

 2021年のシーズンで大谷は投手として9勝、打者としては本塁打王争いをする46本塁打を放つなど、全米中で大谷フィーバーを巻き起こした。相手投手からのマークも厳しさを増す中、今季は両リーグでのDH制、投手として降板した後もDHとして残れる通称「大谷ルール」も導入され、開幕当初から打者としてほぼ休みなく出場。シーズン終盤の8月、9月には月間打率3割超えをマークするなど、ストロングフィニッシュを決めていた。

 打者以上に輝いたのが、投手・大谷だ。開幕投手を務めるとシーズン最終戦にも先発。シーズン中、軽度の故障に見舞われたものの1度も先発ローテーションを外れることなく投げ続け、自己最多となる15勝をマークし、防御率も2.33。投球回を大きく上回る219三振も奪った。

 投打二刀流で光ったのが2つの大記録だ。「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」は、1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりとなるもの。また「規定打席・規定投球回」のダブル達成は、メジャー史上初の偉業となった。

 シーズン最終盤には、エンゼルスと1年契約を延長し、年俸は3000万ドル(約44億2000万円)と、年俸でも超一流選手に仲間入りした大谷。11月17日(同18日)には、記者によるMVPも発表される。昨年は満票でア・リーグMVPに選ばれたが、こちらでは2年連続受賞となるか。
ABEMA『SPORTSチャンネル』)

【映像】大谷翔平、今季放った全34本塁打
【映像】大谷翔平、今季放った全34本塁打
SPOTV NOW
SPOTV NOW
SPOTV NOW
【映像】大谷翔平、今季放った全34本塁打
SPOTV NOW
SPOTV NOW
SPOTV NOW