【プレミアリーグ】トッテナム1-2リヴァプール(日本時間11月7日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)
まさに稲妻のような一撃だった。リヴァプールのエース、エジプト代表FWサラーの目の覚めるようなゴールについて、実況の倉敷保雄氏が「ライトニング!」と大絶賛する一幕があった。
トッテナムのホームに乗り込んだリヴァプールは、立ち上がりの11分に先制。スコットランド代表DFロバートソンが左サイドから放ったクロスボールに、ウルグアイ代表FWヌニェスが反応。体は後方に流れながらもうまくトラップしてボックス中央に展開すると、そこで待ち構えていたのは、この日の主役“ファラオ”サラーだった。
左足のワンタッチでシュートを打ちやすい位置にボールをコントロールすると、次の瞬間、そのまま左足でシュート。ノーモーションに近い形ながらも、鋭い腰の捻りから生み出されたシュートはゴール左隅へ。フランス代表GKロリスが一歩も反応できない、まさに稲妻のようなシュートだった。
この一連の攻撃に対し「スペシャルなフィニッシュ」「サラーシュートのタイミングが速かった」「振りがはええな」とABEMAの視聴者は大興奮。
この先制点で、サラーがリヴァプールの選手としてプレミアリーグで決めたゴール数は「125」に。クラブのレジェンドで元イングランド代表MF・ジェラードの120ゴールをも抜き去り、実況の倉敷氏が「これより上は(元イングランド代表FW)ロビー・ファウラーだけです」と紹介すると、彼が持つ183ゴールに迫るサラーの活躍ぶりに、解説を務めた粕谷秀樹氏は「神の領域ですね…」と思わず言葉を漏らした。
さらに、40分にもサラーがこの日2点目をマークし、通算ゴール数を「126」に。試合は、70分に1点を返されたものの2―1でリヴァプールが逃げ切り、ライバルから大きな勝ち点3を手にした。
(ABEMA/プレミアリーグ)