【プレミアリーグ】トッテナム1-2リヴァプール(日本時間11月7日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)

 ワールドカップによるリーグ中断まで残すところ2節。互いにひとつでも順位を上げておきたいBIG6同士の対決で、イングランド代表DFダイアーが失点につながる大チョンボをした。ヘディングで繋ごうとしたパスが短くなり、まさかの相手選手への“アシスト”、視聴者も思わずツッコミを入れたくなるプレーだった。

【映像】イングランド代表DFダイアー 敵へ「ナイスアシスト」

 ホームにリヴァプールを迎えたトッテナムは1点を追いかける前半40分、ブラジル代表GKアリソンの中盤を飛ばしたロングパスをダイアーが処理。ヘディングでフランス代表GKロリスに戻そうと試みるも、ボールは肩に当たってしまいその場に落下。これを見逃さなかったエジプト代表FWサラーにボールを奪われると、そのままループシュートを決められて2点目を失った。

 実況の倉敷保雄氏が思わず「めずらしいですよね」と振り返るこの場面。解説を務めた粕谷秀樹氏は「軽率でしたね。頭の振り方を見るともう少し強く当てたかった。相手選手が視界に入っているので、これはミスですね。肩に当たっている」と分析。さらに「今シーズンの復調とイングランドが3バックを使いそうなのでおそらく(代表でも)レギュラー。このところああいうことしてなかったですけどね」と代表キャップ45を数えるベテランDFのミスに驚きを隠せなかった。

 このプレーについてABEMAの視聴者からは「サラーえぐいな」「ループうまい」などサラーの見事なループシュートに対する称賛の声が挙がる一方、「スパーズ自滅したw」「ナイスアシスト」「やっちまったなー」「DFどうなってんだ」などダイアーへの辛辣なコメントが並んだ。

 2点ビハインドで試合を折り返したトッテナムは、後半に入るとミスを取り返そうとプレー強度を高めたダイアーが次々にチャンスを創出。さらに70分にはエースであるイングランド代表FWケインのゴールで1点差に詰め寄った。しかし反撃も及ばず、結果的にはこのダイアーの痛恨ミスが決勝点となってしまった。
(ABEMA/プレミアリーグ)