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 3日、北朝鮮のミサイルが「日本列島の上空を越える可能性がある」として、政府は1発目の発射から10分ほど経ってJアラートを出した。しかし、その後、レーダーから消失していたとして訂正する事態になった。

【映像】ひろゆき「国防としてどうなの?」名シーン(議論の様子)

 翌日、松野官房長官は「タイミングが遅い」などの課題が指摘されているJアラートについて「システム改修を含めた改善策を検討している」と明らかにした。

 このニュースに「ABEMA Prime」に出演した、ネット掲示板『2ちゃんねる』創設者のひろゆき氏は「そもそもJアラートは何のためにあるのか」と投げかけ。「本当なら、防衛省に行くなど、もっとバタバタ動かないといけない国会議員もいるはずだ。何のためのJアラートなのか決めて、確認したほうがいい」と指摘した。

 Jアラートが出たとき、北朝鮮のミサイルはすでにレーダーから消失していた。これについてひろゆき氏は「マニュアルを作るべきだ」とコメント。「マニュアルを作って、どのようなタイミングで、だれが何をするかを決めるべき。それすらできてない。うまく鳴らなかったとしても何が原因で、どのように改修するか。ちょっとずつ良くしていかないのが、逆にすごい」と皮肉。「地震の場合、ある程度の地域と震度が出れば『逃げた方がいいな』や『自分には関係ないな』などがわかる。まず、情報の精度として、ミサイルが発射されたときに、誰がどのような判断をすればいいのか、ひとまずそれを出すでもいいと思う」と述べた。

ひろゆき氏「何のためのJアラート?」防衛省の運用フローに皮肉
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 リディラバ代表の安部敏樹氏は「運用フローがどこで詰まっているかの議論もないのに、なぜ『改修する』と言えるのか分からない」とコメント。

「『破片が飛んでくるから伏せて』と知っているだけでも、生存確率は変わる。報道も含めて、ちゃんと運用してもらいたい。一体どこがボトルネックになっているのか。今回の場合は、おそらく『Jアラートを出そうかどうしようか』みたいな話し合いをして出している。話し合っているうちに、時間が経ってしまったんだと思う。まずシステム全体で、どこが時間の無駄があるのかちゃんと可視化していただきたい。間に人間の判断を入れるのは、かなり無理がある。正しく判断できるかも分からない」

 国会にはJアラートの受信装置がなく、これまで館内放送で対応していたが、今後、衆議院には受信装置を設置する方針で動いているという。(「ABEMA Prime」より)

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