「ミラーゲームでカットインからズドン!」 サッカーW杯・ドイツ戦で通ぶれるフレーズ 過去24年の歴史解説も
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 サッカー「FIFA ワールドカップ 2022」の開催が20日に迫った。グループリーグで日本は、ドイツ・コスタリカ・スペインを相手にするが、サッカーに詳しくなくても楽しみにしている人は多いはず。

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 そこで、11月13日の『ABEMA的ニュースショー』では、サッカー元日本代表で解説者の岩本輝雄氏が「初戦・ドイツ戦で通ぶれる言葉」をレクチャーした。

 まずは、初出場から24年にわたるW杯日本代表の歴史を、それぞれのフレーズと岩本氏の解説で振り返ってみよう。

「ミラーゲームでカットインからズドン!」 サッカーW杯・ドイツ戦で通ぶれるフレーズ 過去24年の歴史解説も
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■「ゴン中山、意地のW杯初ゴール」(1998年フランス大会)
 1994年の前回大会には、いわゆる「ドーハの悲劇」で出場できなかったため、日本代表はフランス大会が初出場となった。岩本氏は「これは快挙中の快挙」。

■「W杯初勝利、グループリーグ突破」(2002年日韓大会)
 中田英寿を中心に、その下の「黄金世代」と呼ばれた小野伸二ら1979年組が活躍。中でも稲本潤一は2試合連続得点を決め、「ワンダーボーイ」と呼ばれる活躍を見せた。開催国で、対戦相手に恵まれた部分もあるという。

■「“王様”中田がついに力尽きる」(2006年ドイツ大会)
 一般的には電撃引退と受け止められているが、中田は当時すでに下降傾向にあったと指摘。また以前から「お金稼いだら辞める」と宣言していたそうだが、岩本氏は半信半疑だったと振り返る。

■「世代交代とエース覚醒」(2010年南アフリカ大会)
 中村俊輔の大会になると言われていたが、同じ左利きの本田圭佑が台頭。本田は「中村俊輔さんじゃなくて俺でしょ」と言う気が強いタイプだが、結果を出したことでポジションを奪い取ったという。

■「やはり高すぎた世界の壁」(2014年ブラジル大会)
 レベルの差に加えて、気候の違いも。ブラジルは湿度が高いが、日本代表は本番環境とは異なる湿度の低いところで合宿を行っていたと指摘。岩本氏はウォーミングアップ段階で「今日の開幕戦ダメだな」と思ったそうだ。優勝したドイツはその対策を徹底的に行っていたという。

■「ラスト14秒でまさかの敗退」(2018年ロシア大会)
 決勝トーナメント第1戦、当時FIFA世界ランキング3位のベルギーを相手にした試合。2-0とリードした日本だが、ベルギーの高身長選手・フェライニが後半に途中出場してから、一気に点を取られてしまう展開に。試合終了間際の本田のコーナーキックがキーパーにキャッチされてカウンターをくらっていなければ延長の可能性もあったのでは、と岩本氏は指摘している。


 日本のグループリーグ初戦・ドイツ戦が11月23日に迫ってきたが、岩本氏はドイツとは引き分け、コスタリカとスペインには勝つと予想している。では、大事なドイツ戦で「通ぶれる」フレーズは——。

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■「この試合、ミラーゲームだな」
 日本もドイツも、同じフォーメーション(4-4-2)を組んでいるため、鏡のように対面すること。ただ、当然ポジションをずらしてくるので、しっかり対応する必要がある。

■「逆にゲーゲンプレスかけたら相手も嫌がるよ」
 1人の相手選手に複数人で一気にプレスを掛けて、自由を与えない手法。ただ、運動量が多いので90分持たないのと、背後の守備が弱くなるのが欠点となる。

■「カットインからズドンだよ」
 ボールを持っている選手がサイドを縦に攻めるのではなく、中へ切り込んで(カットイン)から、「ズドン」とシュートを決めること。

■「伊東純也の裏街道見たいな」
 伊東は走るスピードが速く、「裏街道」と呼ばれる相手ディフェンダーの裏のスペースを活用することができ、ビッグチャンスにつなげることを期待するもの。

■「みんな、よく間に合ったよ」
 今回の日本代表メンバーは、けが人が多かったが、ほとんどの復帰が間に合ったということ。特に調整中の冨安健洋アーセナル)はディフェンスのキーマンになるということだ。

■「遠藤(航)のデュエルは安心できるね」
 遠藤は相手と1対1(デュエル)の局面に定評があり、ブンデスリーガの全選手の中で2年連続1位に輝いている。

■「日本もブンデス多いから慣れてるでしょ」
 日本代表メンバーの多くが、ブンデスリーガのチームで活躍しているため、「ドイツ人慣れ」しているという。岩本氏は「ドイツも嫌がると思う」。

■「ポッド1に勝ったことないからなぁ」
 ドイツやスペイン、ブラジルなどのFIFAランキング上位に入っている強豪国相手に、日本は勝ったことがない。

■「ノイアーはスイーパーも兼ねてるね」
 「スイーパー」はディフェンスのポジションの1つ。ドイツ代表のゴールキーパー、マヌエル・ノイアーは持ち前のテクニックから、フィールドまで出てきて試合展開に関わってくる。

■「キミッヒはボックストゥボックスだね」
 ドイツ代表のヨシュア・キミッヒは、自・敵陣のペナルティーエリア間を縦横無尽に駆け回り、攻撃にゲームメイク、守備までこなすことができるという。

■「スシボンバーも絶賛のゴールだよ」
 元日本代表の高原直泰が、かつてドイツのメディアから「スシボンバー」のあだ名で呼ばれていたことから。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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