【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループD】フランス2-1デンマーク(日本時間11月27日/スタジアム 974)
スピードキング・エムバペとのマッチアップは大変なタスクだ。デンマーク代表DFクリステンセンもレッドカード覚悟のラグビータックルでしか、止めることができなかった。
【映像】まさかのラグビータックルでスピード違反取締
話題のプレーは18分に起こった。フランス代表FWグリーズマンが、カウンターの場面で前線にややアバウトなスルーパスを供給。パスが出た時点では相手選手の元にボールが渡るかと思われたが、デンマーク代表DF陣の背後から猛烈なスピードで駆け上がる1人の男がボールを引き取った。
その男こそ、フランス代表で10番を背負うエムバペである。グリーズマンがパスを出した瞬間は、デンマーク代表DFクリステンセンと3mほど離れていたが、パスが放たれた瞬間からあっという間に抜き去ってボールにタッチ。クリステンセンは「このままでは危ない」と思ったのか、たまらず手を使ったラグビータックルで止めるしかなかった。このプレーでクリステンセンにはイエローカードが提示されている。
ABEMA視聴者からは「速度違反」「めちゃくちゃ速いな」とエムバペのスピードを称賛する声に加え、「これはレッドでもおかしくない」「これレッドじゃなかっただけありがたい」と、ファウルで止めなければ高い確率で決定機になっていたことから、カードの色に言及するコメントも見られた。
ABEMAで解説を務めた岡田武史氏も「これレッドカードでもおかしくないですね」とイエローカードで済んだのは運が良かったと言及している。
結果的にこの試合で2ゴールを決めたエムバペはワールドカップ通算得点数を7に伸ばした。自身2度目のワールドカップの第2戦でこれだけ得点数を重ねていることは”異常事態”であり、現在23歳ということを考慮すれば、元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼが保持するワールドカップ通算ゴール記録「16」を更新する可能性も十分にあるだろう。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)