これがセレソンだ!終盤のカゼミーロのゴールでスイスを破ったブラジル、グループ突破が決定
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【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループG】ブラジル-スイス(日本時間11月29日/スタジアム 974)

【映像】スーパー連携&カゼミーロのハーフボレーのシーン

 日本時間29日、FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループGの第2戦、ブラジルvsスイスが行われた。拮抗した試合はスコアレスで折り返したが、83分数にカゼミーロのゴールで先制したブラジルが1-0で勝利した。

 世界屈指の攻撃を誇るセレソンと、守護神ヤン・ゾマーを擁するリ・ナティ(スイス代表の愛称)か。そんな矛と盾の戦いが予想されたが、立ち上がりは全くの五分の展開となった。20分をすぎた段階で、両チームの枠内シュートは0本、ポゼッション率は互いに50%という、ローギアな時間が続いていた。

 どちらかといえばスイスがボールを回しながら、ゴールに迫ろうとするシーンの方が目立っていた。27分には、ブラジルが右サイドのラフィーニャからファーにピンポイントクロスが送られると、ビニシウス・ジュニオールがダイレクトでボレーを放ったが、この試合初めての枠内シュートはスイスの守護神ヤン・ゾマーが完璧にシャットアウトした。前半の終盤は、スイスも無理に攻めこず、“後半勝負“を意識したような戦い方を見せていく。終了間際にブラジルが、コーナーキックからゴール前に迫ったもののスコアは動かず、試合を0-0で折り返した。 

 後半に、先に動いたのはブラジルだった。ルーカス・パケタに代えて、ロドリゴを投入。左サイドを起点に攻勢を強めていった。その後、58分にブラジルがブルーノ・ギマランイスを投入すると、対するスイスも動く。エジミウソン・フェルナンデスとレナト・シュテフェンというどちらも今大会初出場となる2人を送り込んだ。

 その後、64分に左サイドを抜け出したビニシウスがGKとの1対1を制して右隅に流し込み、均衡を破る先制点になったかと思われたが、今大会から導入されている半自動オフサイドシステムによる判定の結果、その前のプレーで関与したリシャルリソンがオフサイドとなり、ノーゴールに。前節から際立つ活躍を見せてきた稀代のアタッカー、ビニシウスの初得点は幻となった。

 ついにその時が訪れた、38分、左のビニシウスから中央に預けたボールをワンタッチで縦に出し、走り込んだカゼミーロがダイレクトボレーでゴール右隅へと流し込んだ。これが決勝点となり、ブラジルが苦しみながら1-0で勝利。今大会、フランスに続く連勝を飾り、グループステージ突破を決めた。
ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)  

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