【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント1回戦】モロッコ0(PK3-0)0スペイン(日本時間12月7日/エデュケーションシティ スタジアム)
ガビはルイス・エンリケ監督の率いる「新生スペイン代表」を象徴する選手だ。バルセロナ仕込みのパスやテクニックに加え、90分間走り続けられる走力と球際の強さを兼ね備えている。モロッコとの一戦でも闘争心むき出しの”ロケット頭突きパス”で会場を沸かせた。
スペイン代表で絶対的な主力選手に定着しているガビは、シャビやイニエスタ、セルヒオ・ブスケツらこれまでのバルセロナ産の選手とはひと味違うプレースタイルの選手である。ボールを足元で扱う能力はもちろん、90分間走り続けられる走力と球際の強さを兼ね備えているファイター系の選手でもあるのだ。
現在のルイス・エンリケ監督率いるスペイン代表は、これまでの代表のスタイルであった「ポゼッション」に加え、現代フットボールでは欠かせない「プレス」や「攻守の切り替え」を大事にしている。ガビはまさにその両方でチームに絶大な影響力を及ぼせる選手であり、エンリケ監督が代表デビューから17試合連続で起用し続けていることも理解できる。
決勝トーナメントのモロッコ代表戦でもガビの”ファイター気質”が垣間見えた。19分、ブファルとルーズボールの奪い合いになった際に、頭で飛び込んでボールをつなげたのだ。これにはABEMAの視聴者も「ガビの闘志ww」「ガビ頑張った」「ロケット頭突きじゃん」「すげー気迫w」「ガビってホントにファイターだよな」とコメント。その気迫は画面越しにも十分に伝わっていたようだった。
これだけの完成度の選手がまだ18歳ということには驚きだ。2026年大会でも22歳と一般的には若手と呼ばれる年齢だが、この先彼は、どのような選手へと成長していくのか。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)