ラウンド16でオーストラリアを粉砕。先制点のゴールでマラドーナの得点記録を抜いたメッシが、いよいよ誰もが立ったことのない未踏の地に進もうとしている。
そんなメッシが、試合後スタンドに向かい、勝利を一緒に祝うかのようにセレブレーションを求めていた。それは非常に珍しい景色だった。
「メッシが独りから抜け出し、故郷・アルゼンチンの元に帰ろうとしている」
世界最高の名を、欲しいがままにしているメッシだが幼少の頃は虚弱だった。10歳の頃、成長ホルモンの異常分泌が原因で高額の治療が必要となっていた。そのためにバルセロナに移ったのが13歳。メッシの才能に賭けたバルセロナが家族の生活も、メッシの治療費も全てをカバーする約束をしたからだ。
【映像】神の子・メッシ、悲願のW杯優勝へ